『空蝉』“うつせみ”(一言みてね🫶)・2024-04-06
愛される側
痛み
「愛
痛 さ
み れ
を る
思 側」
い の
知
る
無理をして
壊れちゃって
直そうとすると
花びらが落ちていくの
指先に顔を出した
一つの流れ星は
私を苦しめるの
仲良く歩いていく
歩んできた人生の中には
星の群のように
無数に散りばめられている
トラウマ
数が多すぎてキリが無い
だからトラウマと仲良く歩いていく
悪いことばかりじゃない
このトラウマを負うほどの傷があるから
人の優しさがよく分かる
温かさが心に染みる
昔の人が優しい言葉で教えてくれた
心が傷つくことが多い人は
人の痛みがわかる人になれる
歳を重ねても
人の痛みがわからない人より
ずっと良い、と
だからトラウマと仲良く歩いていく
人生も悪くない。
咳をしたいのにつっかえて
パチッと弾けた痛みは
炭酸の泡沫のようで
“好き”はナイフ
刺される覚悟で
握ったはずでしょ
感じ取る痛みは
君の言葉の棘じゃない
言葉に宿る君の心の痛みが
伝わってくるからだ。
「痛みは愛だ」って誰かが言った
それじゃあこの胸の痛みも
君を想う証になるのかな
君に伝えたかった言葉は
何ひとつ言えないままで
もくずになって
消えてしまった
痛み
やわらかな
朝日が差し込む窓に背を向けて
朝は来ない、と嘆き悲しむ
心が深く傷つくと
優しい光さえ強過ぎて
酷く痛いんだ。
幼少期、人見知りな私に、お婆ちゃんは言った
「みっともない子だねぇ全く」 悲しかった
母はそれに波長を合わせた 悲しかった
「なになにちゃんはなになにができるのに」
周りは笑っていた 悲しかった
父親はいなかった、女と逃げた 悲しかった
友達と思っていた子達は誰かと誰かを比較し笑った
悲しかった
私が泣いていると
大人は「難しい子だね」と言った 悲しかった
親友は言った
「あんたは良いよね、友達もいてモテて…」
悲しかった
私の本名は父親が昔好きだった女の名前 悲しかった
人と比べられる事がどんなに惨めで
どれ程、苦しい思いをするのか知っている
だから私は自分と誰かを比べない。
MiCo.
何度傷ついても
僕らは夜と戦わないと
ならないようだ。
どれだけ深い傷でも
これまでついた心の傷の
痛みには敵わないな
自分が病んだ時は
辛くて、死にたいって思うのに。
突然ひどい痛みに襲われた時
まだ生きてたいって思うの。
「痛い」思いに違いは無いはずなのに
どうしてこんなに違うのだろう。
苦しいと言ったら
辛いと言ったら
この痛みを信じて貰える?
辛い、苦しいと思うのは
わがままなのかな
理想と現実
希望と絶望
真実と嘘
誤魔化し
言い訳
…いや、そうじゃない。
本当の想い
貴女に伝えたいコトバ
貴女に知られたくないコトバ
今はたくさんの感情に振り回されて、
人らしく
生きている。