#白雪姫

『今』のあなたなら
リンゴと、毒リンゴ
どちらを食べますか？

There’s nobody like him,anywhere at all.

他に彼みたいな人はいないわ。全くどこにも。

王子様も
素敵な7人の小人も
いらないので
どうか
毒りんごをください
そうすれば
明日も寝ていられるので

こたつの中から顔を出すキミは白雪姫

ガラスの靴を履いて

毒林檎を頬ばり

永遠の眠りに

溶けましょうか

泣かないで白雪姫w(泣)

【王女様の鏡】




「鏡よ鏡、この世でいちばん美しいのは誰？」

「あなたです」

「……」

……

「ねぇ、一番綺麗なのはだあれ？」

「あなたです」

……

「一番可愛いのはだあれ？」

「あなたです」

……

「一番美しいのは？」

「あなたです」

「……､本当のことを言って」

「あなたです」

「そんなわけないじゃない！私よりも美しくて綺麗で可愛い子なんて、そこらじゅうにいるじゃない！」

「それでも、あなたなのです」

「何を根拠に……」

「私にとっては、いつ何時も、あなたが1番美しいのです」

「じゃあ、今までのは……」

「全て本当のことを仰ったまでです」

「……」

「どうします？このまま続けますか？“王女様”」

「“加賀美”の意地悪……」

「いつも聞いてきたのは君じゃないか」

「意味知ってたら聞かなかったもん……」

「まだ“白雪姫”が羨ましい？」

「……もういい……」

「それはよかった」

「アホ……」

「どうとでも、“王女様”」

「“加賀美”なんて割ってやる……」

「はいはい」






《加賀美だけの王女様》

『この輝く美貌を
醜い姿に変えねば』

ﾗﾌﾞｽﾄｰﾘｰ
おとぎ話の恋物語

Cinderella Snow White and the Seven Dwarfs

真実の愛を見つけて 王子様と結ばれる

子供の頃は憧れだった


今も時々夢見ては
やっぱりおとぎ話なんだと一雫

降りしきる白い雪の中であなたを思いながら
あざやかに咲ける日を待ち続けた私は
蕾のままの花でした

咲けないままの花でした

私がもし、毒リンゴを食べたら貴方は王子となって私のところに来てくれますか？

王妃は

鏡に向かって

「世界で一番美しいのは誰か」

と尋ねた。

鏡に映った魔女は

「こうやってつけて、うまい」

と答えた。

このやり取りが、

王妃の日課だったのだ。

きっと私は魔女だから

あなたに愛されている白雪姫が羨ましくて仕方がない

睫毛が影を落とす頃

憂いに気付けぬ君は

無毒の真っ赤な林檎

貴方が来てくれるって
信じてたから
わざと毒りんご🍎に
騙されたのよ？