#私だけの世界

― 魔法 ―

魔法が使える世界だったらいいのに,
魔法が使えたら何しようかな、

あなたと話せたらいいな。
あなたと目が合うといいな。
あなたと同じ思いになれたらいいな。
あなたと付き合えたらいいな。

全部全部あなたのために使いたい。
だってもう現実では、叶わないから
魔法がつかえたらいいのに、
全部叶う事なのに。

でもあなたは望んでないよね。
これは
私だけの世界で、
私だけが思っている気持ち。

「衣津染」の世界観で、

私だけの世界を作り出す＿

なんだろう
ふと空を見上げると
悲しくなる

可愛いフォルムのキノコ
フクフク舞うクラゲたち
時間によって変わる空
季節よって変わる匂い
儚く流れる水

他の人に魅力なんてわからなくていい
私だけの世界

何も無い世界で
私に色を見せてくれてありがとう
そして
素敵な世界で
貴方から色を奪ってしまって
ごめんなさい＿

私が君を見ている時

そこには二人だけの世界が広がっている

ここは私だけの世界
私の好きなように出来ちゃう
君と両想いにだってなれちゃう
でも真っ暗なここ｡

そんな殻に閉じこもる毎日
いつか明るくなる日は来ますか？

誰にも文句を言われない
"私だけの世界"

一人きりの部屋で、お気に入りの本を数冊持ってベッドへ。
何者も準備して、ベッドに寝転んで。
カーテンと窓を閉めて外からの声を聞こえなくする。
本のページを開いたら
ほら。

貴方だけの世界の始まり。

気づいたら日は落ちて、真っ暗。
そんな休日もいいよね。

明日が楽しみだったのって

私だけだったの？

私に必要ないものは
全て私から消し去ってしまいましょう
病みアピールするあの子も
自慢ばっかりのあの子も
私を嫌ったあの子も
全て私の世界には必要ない
だから消し去ってしまいましょう

私だけの世界


今日は学校

如何にも雨が降ってきそう

「私も空も雨模様だわ」

なんて
小洒落たセリフを言ってみたりする

昨日は少し泣きすぎたわ
酷い顔ね

嘲笑を浮かべながら
冷水で洗う

冷たい
うん
冷たい

通学路には秘密がたくさん

朝露が滴る葉っぱには
妖精が住んでいるのよ

朝日は天使様が運んでくる

猫の集会所の長はきっと
トラネコのミーシャ

そこら辺のゴミの持ち主は誰かしら
きっとまた拾いに来てくれるわね

学校についてからだって
秘密はたくさんあるのよ

２階の渡り廊下には
いつも金色の画鋲が落ちてるの

給食室の小窓にはきっと
パンくずが置かれているはずよ
園庭の小鳥が食べに来るもの

私の机の前の人はきっと
食いしん坊だわ
机の隅に献立が彫られているもの
いつの献立かしら

寝る前
星はいつだって動いてる
同じ位置に同じ星は無いもの

今日、雨は降らなかったわ
雨模様なのは私だけ

きっと明日も私だけ

私だけの世界で

早朝の外の静けさ
まるで世界に自分一人だけになったようで。
それがとても心地よく感じるのはなぜだろう。