消える・2024-04-29
私と共に旅する詩よ
ポエム
独り言
揺れるカーテンが
私に覆い被さる数に
季節の移りを感じて
何回も知っているのに
今日は特別に悲しくなる
もう昔のことは忘れよう
前を向いて
私の好きなことをして
私の人生を生きなきゃいけないのだけれど
そうなんだけど
どうやればいいのか
私は私を犠牲にすることしか知らない。
だれかたすけてと思うけれど
そのだれかを捨てたのは
わたしではないのか
わたしだけしか信じられないから
だれからも信じられなくなって
独りよがり
巡って巡って
積み重なるのは
いらない感情だけ
あなたが手を離してくれれば
私は真っ直ぐ落ちていける
いつか終わるのに
どうせいつか終わるのに
なぜ掴み続けるの
この体で
この手で
私はあなたを愛せない
離してお願いだから
私を終わらせて
今日から私はここで詩を詠む
本当なら
しんと静かな雪原で
青々と風にたなびく草原で
黄色の香りの太陽の下で
轟々と鳴る嵐の中で
波紋の広がる田んぼの隅で
踊り 笑い 走り 寝転び 泣いていただろう
私の詩
悲しいけれど
今はここに閉じ込めておこう
私はどこにもゆけないから
いつか私が大人になったらここから解き放そう
そして共に旅をしよう。