#穢れ

優しさに蝕まれ

哀しみに打ち拉がれても

激しい雨でさえ、

僕らの心を洗い流してはくれない

ま　傷
っ　一
さ　つ
ら　な
な　い

君の心に　　
〇〇〇〇　　
　　触れられるほど
　　〇〇〇〇〇〇〇

僕
　 の
　　 手
　　　 は

汚れてない
￣￣￣￣￣
わけ
￣￣
なかった
￣￣￣￣

汚れぬことが

正義なのだろうか？

魅せられ知った穢れを恐れぬ愛も

正しさと言うこと

記憶の中だけに生きることが

穢れることなく美しい。

永遠こそが死。

綺麗なものも蓋を開けたら

汚いものも入ってる

汚れていくこともある

綺麗なままのものは

消えていく

汚されていく

穹へいきたかった

希望溢れたあたたかな穹へ

穢れた僕も

拒絶しないあたたかさがあったから

この世の生きとし生けるもの全てが、穢れを持ち生きている。

穢れを知らぬものなど、この世には存在しない。

それが自然現象であっても、物であっても。

だが、それが何だと言うのだ。

穢れを持っていても、美しいものは美しい。

穢れを持って尚、懸命に生きようとしている人間は美しく愛らしい。

そう私達の自分で選択して生きてきた道、またこれから通過するであろう道は全てが美しさで満ち溢れている。

嘘つきは嫌いだ

そんなこと私が言える立場じゃない

私だって

醜い嘘つきだ

人に自分の気持ちを見せない

嘘つきだ

互いの手を握り締め

私達は嗤いながら歩いていく



何時ものように

軽やかに

穏やかに



冷たい水底へ向かってしまえば

万人とて同じこと



…だからこそ、貴方は私を抱いて堕ちて行った

君
が
私 輝
は く
濁 海
っ だ
た と
水 し
た た
ま ら
り

失意・穢らわしき者



一昨日

主人に車で送ってもらいました

雨が降っていたので

ドアを開けるときに

雨になるべく、濡れないように

後部座席の床に置いていた傘を

助手席から、からだをひねって

取りました

(私は、ほんのわずかに雨に濡れただけで、頭痛が起き、風邪になってしまいます。)

私は、濡れた傘が、雫が

主人に当たらないようにと

細心の注意を払い、傘を取りました

濡れた傘も、雫も

主人に当たりませんでしたが

私の肘のあたりが

ほんのわずかに、主人の左腕に

擦れるように、つかえてしまいました


次の瞬間

主人は、無意識に、嫌そうに

右手で、そこを

パッパッと、払ったのです

ああ、汚ない！と、いう感じで

そんなにも

ちょっと、偶然に、触れるだけでも

嫌なの？

私は、何も言いませんでした

今、もし言っても

覚えてもいないでしょうし

逆ギレするだけでしょう


この頃は

私は、主人に感謝するように

なっていました


何もできない私に代わり

家事も手伝ってくれますし

家庭を楽しいものにしようと

してくれているのも、わかりました


ちょっと、私の考える｢愛｣とは

違うけれど

この人は、この人なりに

私を大切にしてくれているんだから

感謝しなければ、いけないなと

思うようになりました



それなのに、偶然に

ちょっと触れただけで

嫌そうに、そこを払ったしぐさ……

私は、心が凍りました


そのことは、忘れなければ！

と、思っています


ふとしたことから

垣間見てしまった主人の本心ですが

突き詰めれば

難しい問題になってしまいます


結構、心にこたえましたし

一生、このままなんだなあと

悲しく、思いました


ずっとずっと、そうでした

子供を一人、産んだ後

私が穢れているように

触れもしませんでした

実際、そう言われました


辛く、悲しく、悔しかったです

私は、あなたの子供を

産んだのですよ！

難産の末に…


訴えましたが

主人の気持ちは

変わりませんでした





フランソワ




愚痴になってしまいました。ごめんなさい。


*

誤魔化して、偽って、猫をかぶって、
嘘を吐いて、騙して、傷付けて、

ほんとはこんな自分嫌なんだ。
天の邪鬼で
他人に迷惑をかけることしか出来ない
人間に成り損なってしまった
醜い化け物
穢れた獣

誰にも愛される訳は無い
当たり前だ。自業自得だ。
馬鹿だ。

一番の馬鹿は自分だと気付いたとき
全てが真っ暗になった

誰よりも上に立ちたかった
全てを見下したかった
蔑んでやりたかった

でもそんな心がもっともっと醜くさせた

最初から愛なんか知らない
最後まで愛なんか要らない

ずっと独りでいい。
独りの方が楽だ

ただの強がりだと言うのでしょう？
でも残念
これが私の本心
これが私の本音

これはまだ私の心のほんの一部に過ぎない

僕が想いを寄せる人は
穢れを知らないかわいいお姫様。

僕が好きなのは
穢れを知らない貴女だから
僕のこの穢れた手で
貴女に触れる訳にはいかないんだ。

でも僕はまだ未熟だから
この、行き場のない感情を
何処かにぶつけたくなってしまって。


だから今日も僕は
好きでもない女を抱いてしまうのだ。

病み知り、穢れてしまったら

もう貴方は大人になるの