#空

夜空に映える花火と君の浴衣姿

袖からこぼれた笑顔が星みたいに

夏祭りの空を漂っていた

空も時間をかけて動いて形を変えているのに

僕の恋は動かずに心を乱しているだけだった

差し出された光を覆ったのは闇

背中を向けた僕には安堵になる

微笑んだ空が優しくて温かかった

そんな空のようになりたくなった

空を見上げても心の方向は変わらない

空は上を向く理由になってくれるかな

泣きそうな顔して笑う君に

空が雨を降らそうとしてる

空が泣いて滲んでいた景色を見つめた

曇った僕の心が救われた気がしたんだ

空が優しく微笑んでいるから

私も笑って空を見上げてみる

太陽の後ろにいながら降り始めた雨

泣きたいのに笑う僕のようだったよ

無理して照らそうとしなくてもいい

曇り空に頼んで覆ってもらっていい

君が笑いたくなったら晴らせてくれ

ひまわりと太陽は似ている気がする

泣きたくてもいつも笑顔を咲かせる

君が泣く場所があることを願います

雨は空からの泣いていいよのメッセージなら

無理して笑う君も安心して泣けるのだろうか

どれだけ涙を流したとしても

どれだけ傷を抱えたとしても

空は君に会いに来るでしょう

空を照らしたいと君が願うのなら

私は空が泣ける曇り空になりたい

君のように優しい色を描きたかった

僕の描く色は曇ってしまったらしい