#空色は溢れて

叶わないから諦める恋よりも

叶わなくても好きで居続ける

そんな君への愛を僕は選んだ

もう忘れるって決めてから

どれだけ君の事を思い返しただろう

好きに理由なんてなくて

何気ない君の仕草や言葉

ほっと僕の心は緩むんだ

僕に足りなかったのは

終わらせる勇気でなく

長続きさせる為の努力

何気なく君と目があって

好きだと確信する瞬間が

本当に好きなんだ

いつの日も僕の手のひらは

君のその手を包み込んで

頬の涙を消してあげたいのに

何故さよならに振っているのだろう

君の声も匂いも忘れたのに

君がくれた優しい思い出は忘れない

どれだけ時計が回り続けても

君のいない事に慣れる日なんて

僕には来ないのだろう

僕達のココロは星座のように

見えない繋がりに支えられて

見えない愛が仄かに煌めいて

天つ空に君が恋しく

降り止まぬは恋時雨

希望なき朝なんて来なければいい

そう想う僕の為に、冷たい雨よ

あの燃ゆる朝焼けを隠してくれ

「命あるものは必ず朽ちてゆく」

この"絶対"に逆らえない僕でも

この恋が"絶対"叶わない事には

ずっと逆らってみせるから

いつの日かすれ違っても

分からないほど変わりゆく二人なら

あてのない約束にしがみついていたい

所詮こんな世界と嘆く君の

生きる理由になれたなら

僕の生き甲斐を見つけられるのに

叶った気持ちだけを恋と呼ばない

叶えたい願いは切なくて優しくて

この夜瞬き続ける、君へ、片想い