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#紫陽花の頃

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全8作品・


紫陽花が好き

広くて明るい庭より
日陰の路地裏に咲いている

青空よりも
優しい雨が似合う

つつましやかで
芯の強い女性のような

そんな紫陽花が好きです

千華・2019-06-22
花よ
紫陽花の頃
🆙

紫陽花みたいに
自分の色を変えるなんて
器用なことはできないの

私はわたし
枯れて散るまで
この色で

千華・2021-06-08
梅雨恋
こひうた
花よ
紫陽花の頃
千華✨
🆙

ようやく
紫陽花の似合う季節に
なってきたね

そう言って笑うキミは
紫陽花色のワンピース

梅雨空に咲く
あでやかな花のよう

笑顔のしずく
振り撒きながら

千華・2022-06-06
梅雨恋
紫陽花の頃
キミとボク
千華の絵本
🆙

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に8作品あります

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梅雨入りはまだだけど
そろそろ田植えの季節

一昔前は
一面の田んぼに水が入ると
広々とした水面に
周りの山や空が映って
とてもきれいだった

今は次々に埋め立てられて
住宅や駐車場の隙間に
切れぎれの空しか
映らなくなってしまった

懐かしい風景が
どんどん消えていく
寂しさが募る今日この頃

千華・2022-06-10
よしなしごと
紫陽花の頃
🆙

紫陽花の花の色のように
移り気な君の恋心を

気まぐれな
6月の雨が濡らす

湿っぽいそんな恋とは
夏がくる前に
サヨナラしなよ

千華・2021-06-28
梅雨恋
気まぐれな雨
千華の絵本
紫陽花の頃
🆙

うつりゆく
紫陽花の色に
重ねても

恋の終わりは
寂しきものぞ

千華・2021-07-05
こひうた
梅雨恋
短歌かな?
紫陽花の頃


大昔にね
沖田総司の小説を書いていた頃は
労咳でもう長く生きられない、というのが
どんな気持ちなのか
本当のところは分からなかった

その後、食道がんで連れ合いを見送ってからは
命の残りを見つめながら生きることが
どれほど辛いか 苦しいか
それを見守る回りの人間の空しさ やりきれなさも
身をもって分かった


今、大昔に書いた小説を
あらためて読み返してみて
当時の自分の甘さがよく分かる

今ならもっと、違う総司が書けたかもしれない
もっともっと激しくて 汚くて
どろどろした男の命の叫びや
醜いあがきを描けたかもしれない

でもやっぱりそれは
私の思い描く総司じゃないんだ
甘くても きれいごとでも
私にはこの総司しか書けないんだと
改めて自分の心にうなずいている





💠

千華・2020-06-23
歴史語り
掌上の雪
新選組
沖田総司
遥かなあなたへ
紫陽花の頃
内輪話
🆙


実は―
紫陽花が好きなのには、もうひとつ理由があって。

司馬遼太郎さんの小説「燃えよ剣」で、主人公 土方歳三が恋人のお雪さんと初めて結ばれた時、彼女が住む長屋の庭先で紫陽花が雨に濡れていた、というシチュエーションにころっと参ってしまったのだ。
それ以来、紫陽花のパステルブルーを見ると、歳三とお雪の幸福なひとときを思い浮かべてしまう。

やっぱり土方歳三が好きだ。
戦う男が好きだ。
ひたすら前を向いて、走り続ける男が好きだ。

この季節、路地裏などにひっそりと咲く紫陽花を見るたび、まっすぐに風のように駆け去っていった男と、その男を追い続けた女を思い出す。

―お雪さん。
それが、全くの司馬さんの創作の産物だったとしても、これ以上歳三にふさわしい女性はいないと思ってしまうのは、私だけではないだろう。





💠💠💠

千華・2019-06-22
歴史語り
土方歳三
遥かなあなたへ
新選組
紫陽花の頃
🆙

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