#罪滅ぼし

【贖罪】

あなたを好きになったこと
あなたを知りたいと思ったこと
あなたを独り占めしたいと思ったこと
あなたの隣で笑いたいと思ったこと
あなたをずっと想い続けていること

自分を傷つけないために放った


中途半端に優しい言葉が


君を傷つけた

一日 一日を大切にしよう


そしたら


過去の罪滅ぼしになるはず

生きてて、
バカで、
死にたがりで
いい子ぶってて
理想の人間になれなくて
自分を愛せなくて
人を愛せなくて
大切に思ってくれる存在がいるのに
『死にたい』って言って
みんなの居場所を作れなくて
助けられなくて
優しくなくて
せっかくの人生を諦めて
壊れて
傷ついて
低脳で
テストで全教科90点以上取れなくて
リーダーシップなくて
口悪くて
性格を偽って
嘘つきで
本当に『優しい』人になれなくて
親の言うことに従えなくて
家族を楽にしてあげられなくて
才能なくて
生きる価値なくて
命を恨んで
生を憎んで
力尽きて
作り笑いして
心も見た目も綺麗じゃなくて
無邪気でいられなくて
正しくなくて
こんなことで弱って
重くなんてないはずなのに
背負うものに潰されて
頑張らなくて
全部私のせいなのに
人のせいにして
前を向けなくて
乗り越えられなくて
綺麗事を嫌って
そのくせそれに縋って、
生きる意味を探して
強欲で
障がいだって
病気だってないし
恵まれてるのに辛いとか言って
自分を信じられなくて
死にたくなかった人の事考えてあげられなくて
楽になりたがって
ネガティブで
生まれて
きって
ありがとうを言わなくて
好きだよも言わなくて
ごめんなさいの言葉も全然言い足りてなくて









本当にごめんなさい

『罪滅ぼし』
















僕が犯した罪
それは一生許される
ものではないかもしれない
｢不安だ…｣



｢心配だ…｣
｢…でも大丈夫｣
ここを乗り越えれば
誰にもバレないはず



気を紛らわすように
ビールを浴びるほど飲んだ
なにもかも忘れられるほどに
僕はひたすらグラスを手にした
ドンドン!!
あれ？
まさかバレたのか？



カランカラン
｢失礼します｣
2人の警察が入ってきた
よこなが はじめ さんは居ますか？
｢やばい、バレたか｣
心臓が早くなった
｢はい、僕ですけど｣
酔いが覚め、冷静になった
僕は周りを見てハッとした



酔いどれの中見つけた隠れ家は
あの日、事件を犯した空きテントだった
ハッと夢から覚めた
酷い夢を見たもんだ
二日酔いに朝日が突き刺さる
目を細め、朝日を見た目の端に
1人の死んだ男と血の海を見た
ここは見覚えのある
いや、夢の空きテントである

この決断が正しいのかは分からない

だって君のためじゃないもん……自分のためだ
自分の中の罪滅ぼしみたいなもの
君が別れたくないのは知ってるけど
このまま付き合ってても多分無理だと思う

うちがこんなんだから
うちがもっとしっかりしてれば
ごめん……こんな彼女でごめんね























私を好きになってくれてありがとう。

上辺を取り繕うのに必死な日々の中で、
従姉と似ている子に出会った。


初めて友達になりたいと思った。
だから、
初めて自分から話しかけた。

仲良くなってからは、毎日が色づいて見えた。
楽しくて仕方なかった。

いつの間に、私にとってその子は、親友を取り越して血の繋がった実の姉のように思えた。
同い年でありながらも、その表情や仕草、時には話し方までもが大好きな年上の従姉と重ねて見えた。

その子が私の事をどう思ってたかなど知らない。
だけど、私にとっては、救世主とでも言って良いほど、大切な存在だった。


なのに、その筈だったのに。
私はその子との約束を裏切ってしまった。


「引っ越し先に着いたら、真っ先に電話してね。」


その言葉が、今でも蘇ってくる。

渡された、電話番号の書かれてあった紙切れ。
何よりも大切に、机の中に仕舞っておいた筈なのに、
新しい家に着いてから一度も出てくることはなかった。

思えば、前にも全く同じような事があった。
その時電話番号が書かれてあったのは、ちゃんとしたノートだったのにも関わらず、
引っ越し先に着いてみれば、やっぱりなくしてしまっていた。

それなのに、前に起こした過ちもすっかり忘れ、気付けば、また同じ事をその子に言ってしまっていた。


「〇〇の電話番号くれたら、こっちから電話するよ！」


そんなの、最初から守れないって分かりきってた事なのにな。

だから私は、もう二度とそんな約束はしない。
約束さえしなければ、破る事も、破られる事もないから。


これは、私の立てた誓い。
そして、親友へのせめてもの罪滅ぼし。

今年のアンコンでどれだけ頑張ったって
先輩達とはもう出場出来ない
1年前の私の罪は一生消えない
そんなこと分かってる
それでも今年は
私だけがアンコン経験者
今、ここで、このメンバーで
私に出来ることを
私にしか出来ないことをするのが
私の精一杯の罪滅ぼしだ

息が詰まるような空気、

遠くから聞こえる悲鳴、

何も知らずに輝く夜景、

枯れた花、


君が居たはずの場所には
優しく風が吹くだけだった

動かない足、
額を流れる汗、
震える唇、

自分は無力なんだと知った

君にとって、

ぼくはどういう存在だった？
君を守れなかったぼくは、
君の苦しみに気付けなかったぼくは、

君にとって必要だった？

返事が返ってくることも無いのに

疑問ばかりが浮かんで消えない

君は、

君は、

君は、、、


目の前が滲む
情けなくてごめん、
気づけなくてごめん、
最低でごめん、

幸せにしてあげられなくてごめん、

謝ったって届くことは無いのにぼくは謝り続けた


きっとこれは罰なんだ
いい加減に生きてきたぼくへの罰


これからずっと命が尽きるまでぼくは

後悔という枷を背負って生きていく


大丈夫、もう幸せを望んだりなんてしないよ

どれだけ君に恨まれようが、

どれだけ君に憎まれようが、

ぼくには君しかいなかったから

いや、今でも君しかいないんだ

だから、

君という鎖に繋がれたまま、

ぼくはこれからも生きていくよ

途方もない罪滅ぼしの人生を

罪滅ぼし？

あなたが幸せになることを願うこと
あなたが再び現れても心を閉ざすこと

傷つけたくないから
傷つきたくないから

ほら
また逃げてる

傷つかない恋愛はない
そうと知りつつも

情けなさに呆れながら
自分らしさにも頷く