#脇役Aの恋事情

私から突き放したくせに

貴方が楽しそうに笑っていると

胸が痛いの

恋に落ちてはいけないわ


エキストラに感情は必要ない

君の世界の中心が
私になればいいのに
なんてね、

どんなに君好みに変わっても

あの子の輝きには勝てないままで

風に揺れる花菱草を眺め
水平線に連なる橙色の
美しさに見とれながら
君と手を繋いで

君のストーリーに映った私の袖

二人の恋に熱を与える

着火剤でしかなかったの

ほんのり頬が紅に染まってみえるキミ ︎︎ ︎︎ ︎︎ 

まだ灯らされた幻想だから ︎︎   ︎︎ ︎︎ ︎︎  ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎










火玉のようにおちてと

そっと隣で願っておこう

＃脇役Aの恋事情


所詮私は脇役A

どんなに可愛くなっても

ヒロインのあの子には叶わない


使用、解釈自由

贈り物届けます！

会話の隙間に差した陽に

ぼうとした君の横顔も

主人公なら見れたのかな

濃ゆくなる肌色と妬み

嫌になったって消えはしない

注目を浴びる2人の恋愛事情
物語は進んでも
あなたの恋路に私は登場しない
"憧れは実らない"
脇役に適用される恋の法則＿＿

もうきみには戻らないよなんて

何十回目かの独り言

諦め方を知らない私は

いつまでも彼に恋をしていて

応援したいのに

彼女にその場を変わって欲しくて

君がちゃんで呼ぶから

私もくんって勝手に呼んでるだけ

名前で呼んでよ

なんて言わないで。

距離が近いから

少し離れて。


目を合わせないで。

メッセージ送ってこないで。

これ以上、好きになりたくない