🍨クリームソーダ🥤・2020-03-22
蘇った心~蘇生~
信頼していた人や最愛の人からの裏切り、疎外、嘲笑により人を信用することができない人間になっていた。
自己を殻に押し込め、表向きは周りに合わせ、内面はいつも不信感と嫌疑感、自己否定でいっぱい。。
周囲からの目を常に意識して生きる。
徐々に無理が蓄積し、『生きること』も捨てようとした。
苦しくて逃げ場を求め、リアル以外の場所に足を伸ばした。
右も左も分からず彷徨う私に、優しい声をかけてくれる人がいた。
その中のひとりといつしか仲良くなっていた。
今まで人の求める枠に合わせて生きてきた私に、真っ向からぶつかり、私の話に何時間も付き合い、安心感を与えてくれた。
それでも、、心が拒絶する。
そんな私に
『あなたはあなたらしく生きていい。過去の記憶はすぐには消えない。でも、無理しなくていい。わたしが変わればいいこと、そのままのあなたでいいんだよ。大好きだから。あなたが離れてって言うまでそばでいるから。』
そう言ってくれた。
心臓がドクンッと脈打つのがわかった。
この殻を破り、羽ばたきたいと思った。
生きようと思う。
本当の私を信じてくれる、彼女のいる世界でこれからも一緒にいたい。
心から信じるということ、、
私はそれを裏切られた
信用してた友人から…
大好きだった最愛の人から…
私は人を信じることができない心になった
でも、、その心を受け入れ、
疑心でしか見られない私を信じてくれる
何があっても信じられる存在でいてくれるあなたに出会った
あなたが私にとってどれほど大きい存在か
あなた自身はきっと気が付かないよね
今は、私の全てなんだよ。
これからもずっと…ずっと一緒にいて欲しい
『愛してる』って言葉嫌い。
最愛だった人のその言葉信じて
何度裏切られても、その言葉に縛られて
身動き取れなくなってたから。
『愛してる』
その言葉を聞く度に違和感を覚えてた。
私のこと、、愛してる?ほんとに?
なら、どうしてそこまで裏切ることができるの?
どうして約束守ってくれないの?
なぜ私自身を否定するの?
『愛してるから』
そう言いながら平気で何度も傷つける。
『言葉ではなく行動を見て』
『言葉では嘘がつけるけど、行動は嘘つかないから』
太陽が沈む時間になると心の不安定さから涙が止まらなくなるようになった頃、たくさんの救いの手を差しのべてもらった。。
最愛の人だと信じてた魔法から目が覚めた気がした。
もう私はあの言葉に繋がれる必要は無いんだ。。
自分の足で立って、羽ばたける。
私自身が私らしく生きていくために、もっと強くなる。
今はまだ上手く羽ばたけないけど、いつかきっと自由に私らしく生きられるようにする。
でも…『愛してる』って言葉は『偽物の感情』という記憶しかない。
だから本当の意味でその言葉を受け入れられるまで、その言葉は使わいない、聞きたくない。
私に救いの手を差しのべてくれた人々には、感謝と尊敬、愛情を込めて『ありがとう』と『大好き』を届けたい。
自己解析。
『なぜ彼女が好きなの?』って自分に問いかける。
理由、、、見つからない。
漠然と彼女が好きって答えしか出ない。
逆に『彼女の嫌いなところはどこ?』って問いかける。
…確かに無くはない。
でも、『だからどうした、それが嫌いになる要素ではない』って結論になる。
他人との繋がりなんて、ものすごく儚い。
相手を思っていなければ簡単に消えてなくなる。
それがたとえ一生を共にする誓いをした相手でも。
数々の裏切りでできてしまった私の心の大きな溝を、私に対する彼女の行動一つ一つが埋めていく。
いつでも会えるわけでもない。
甘い優しい言葉もない。
容姿がモデル並みに抜群なわけでもない。
料理がめちゃくちゃ上手い訳でもない。
金持ちなわけでもない。
言いたいことははっきり言うし、言葉も荒い。
気分屋でマイペース。
ただ一つだけ。
私に対する彼女の言葉に『嘘がない』
それに伴う全ての行動に『信頼』が生まれる。
『なぜ彼女が好きなの?』
答えは『誰よりも信頼できる人』だから。
出会った頃に言ってくれた言葉。
『いつも あなたの事を最優先にしてるよ』
それを彼女は行動で示してくれた。
一度の嘘、裏切りもなく。
それに優る魅力なんてない。
だから、私はこれからもずっと彼女が大好き。
大好きな彼女と仲良くなるにつれ、学生の頃の話もよくした。
お互いよく似た経験をしていて、あまりいい思い出がない。
私は…命を絶つ寸前まで追い込まれていた時期もあった。
『…もっと、、もっと早く、あなたに知り合えていれば学生時代、楽しかっただろうなぁ。。』
そういう私に、
『そうだね、、でも過去は変えられない。最悪な過去でも、それも運命の一部。それがあったからあなたに出逢えた。だからこれからいっぱい楽しい思い出作ろう!』って彼女は言った。
その夜、夢を見た。
私が教室で部活の後片付けをしていると、
『お疲れちゃーん!終わったじぇー笑 帰ろーー!!』って
元気な声がする。
いつもひとりで帰っていたからビックリして振り向くと、彼女が部活終わりに迎えに来てくれていた。
慌てて帰る用意をして帰路に着く。
二人で趣味の話や、くだらない話をしながら遠回りして家まで帰る夢だった。
ものすごく楽しくて、幸せな夢だった…
…意識が冴えてきて目が覚めた。
鮮明に夢の記憶が残ったままの目覚め。
『もう一度、もう一度夢の続きがみたい…!』
まぶたを開けたくなくて目を瞑ったままだった。
もう二度と戻れない夢の時間。
自然と涙がこぼれていた。
出会ってまもない頃、
あなたの事いろいろ知りたくて
私が『どこか行きたい所とか、場所ある?』って聞いたら
『海がみたい。一緒に砂浜歩いてみたい!』って言ってくれたね。
だから、
『今すぐは無理だけど、いつか必ず、澄んだ波が押し寄せる真っ白な砂浜を一緒に散歩しよう』って約束したよね。
あれから約束の実現のために頑張ってるよ。
あと少し…あと少しだから!
一緒に行こうね!