かほ・2022-04-19
裸の王様
今まで誰もがそう
囲いの中で
まやかしの中で
目の前に映ることさえ
見えなくなってる
滅びゆくものがそう
耳障りの良い言葉
時が刻めない
破滅がそこに迫ってる
でももう何にも聞こえない
かほ
人は変わっていく
無自覚な自分を除いて
歪んだ心で描いた明日は
足元から崩れ去り
理想と現実の狭間で
夢ばかり見て
立場により景色が変わる
悪意で描いた夢は
やがて見えなくなって
かほ
周りは女に囲まれて
夢見心地に歩くあなた
とても幸せそうね
対して私は
道端の花
いつだって光と
水を求め生きてるの
そんな私に
あなたの泥水は届かない
その水
私が夢見るほどに
透き通り綺麗になってから
その顔を幸福に
歪ませてみなさい
愛を歌う
あなたはきっと
愛のない人
愛がないから偽りの愛しか
知らないのでしょう?
可哀想な人
いつかあなたも
本当の愛が見つかりますように
切に願っております
【見えますか 裸の王様 泣き叫ぶ 罪なき民の 悲しき悲劇】
《見えますか
裸の王様(字余り)
泣き叫ぶ
罪なき民の
悲しき悲劇》
本当に心が痛い……
いつの日か。例えば子供に。
『何で戦ったの?』
と、問われた時。
『家族を守るためだよ』
と、 答えたお父さんが。
あの日あの時、家族を守るために例えば、人を傷つけ、殺めてしまったとして。
『家族を守るため、戦争に加わったんだよ。家族を守るため、人を傷つけ人を殺めたんだよ』
そう、子供に話さなくてならない日が来た時……
こんな悲しい事を、裸の王様は、今この時させていると……
分かっているのだろうか?
少し前 、先の対戦に加わった人に 、その時に何を感じたか? と 問いかけた人に。
『 直接的な表現で問いかけるはいかがなものか?』
と、批判が集まった時があった。
我々(私)は、教科書で、過去の映像で、戦争の語りべの方々の話しを聞いても。
どこか、ぼんやりとしか、捕らえていなかった戦争の悲惨さというものを。
今、映像で。
寒空の下、防空壕で。嘆き悲しむ人。子どもたちの涙を目の当たりにして。
火の手の上がる町を、一般人の家が壊されて行く現実を。
『見ている』
その、異常な光景。
を子どもに、問いかけられた時。
『人を傷つけた』
などの、曖昧な表現では。抽象的な言葉では、子供には伝わらないであろう現実。
戦争とは、悲劇しか生まない行為なんだ。
家族を傷つけられないため、裸の王様に従がわざるを得ない人々。
家族を守るため、人を傷つけ、殺めてしまうかも知れない人々。
家族を失った人。
国を。
家を。
お金を。
失った人々。
家族離散した人々。
『正義なんだよ』
そんな、理不尽な裸の王様の不正義を。
いつの日か。 今起こっていることは。
『正義ではなく不正義』
そう、 世界中の家族で話し合うことになった時、 大人は子供たちに何と説明すれば良いのだろう?
僕の国の王様の服がこだわる
誰もが気になるんだってさ
僕には聞きたくない関係ない噂話
街の人々は王様の服が気になる
心の綺麗な人しか見ない服装かな