#言葉の綴り人

今はただこの命が尽きるその日まで

生き抜いてみせるからさ儚くなった

瞬には君と約束のあの場所で逢おう

君と初めて目が合ったその瞬間

僕は心を奪われ言葉を忘れて、

君をずっと見つめていました。

不安纏う身体を抱きしめて、

弱い僕の脆く儚い命に口付けを

「大丈夫」を願うから儚い笑顔を作って

「大丈夫」を願うから弱音は吐かないの

自分の中の誰にも見えない心電図

薄淋しい響きでも鳴っていたのに

音は止まってるのに気づかれない

傷に絆創膏や包帯を巻くだけ　

メスで傷を開いて中身を見ろ

ちゃんと見ないと治せないし

止血だけじゃ原因知らないで

また同じ傷を負うことになる

夜が明ければ君は居なくなる

そんな宵に酔いしれる可惜夜

僕が君を好きでいる気持ちは

何にも変え難くて例えられない

闇夜の天涙に闇然する水毬

天花の如く水無川と暁闇に

孤月眺め哀悼の意を隠して

立待月と灯ともしごろの静寂

紫霄の刻に目覚め綻ぶ睫毛と

前世で別れた君を探してる。

君となら互いに仮面を破り話せるから

その玉響だけは君と僕＝原色で

海の水の味が支配して夜空には

月も星も見えず暗い雲が全てを

覆い尽くしていた七下がりの雨

青過ぎた春を永遠に忘れずにいたいと

綴る言葉の巧拙は知らねど残したくて

透影に準えた色彩は白昼夢に浮かんで

ぞっとするほど赤い太陽を包んだ西の空

僕の心中を蝕む感情は抑え切れず慟哭し

虚ろな瞳で居ることに誰も気付かないね

空が暗くなってゆくを眺めながら

夜色の馨りを感じながらうたた寝をして