#謎に

“君に恋した時間”


1年目(小4)


好きなだけで楽しかった。多分一番楽しかった時期。


2年目(小5)


君の近くにいたいと思うようになった。なれないと、悲しかった。


3年目(小6)


クラスが違くなって“嫉妬”を知った。君に私を見てほしくて必死だった。


4年目(中1)


またクラスが違くなった。中学校に入学したけど君より惹かれる人はいなかった。吹奏楽部と野球部で、話せはしないけど野球応援とか出来て嬉しかった。


5年目(中2)


またまたクラスが違くなった。中3でクラス替えはしないから、もう一緒のクラスになれない確定。前半は嫉妬で狂いそうだったけど、後半はそれが辛くて諦めたくて仕方なかった。でも、どんなに努力しても無理だった。


6年目(中3・今)


もう半分自分に呆れ出した。なんでこんなに好きなんだって、なんでこんなに諦められないんだって毎日思ってた。嫉妬はほぼしなくなった。した所で何も変わらないし、私は君の何でもないから。何にもなれないから。
今は好きなのかもうよくわからない。確実に他の男子よりは意識してるけど、何とも思わない。女子と話してる姿とか想像しても何も思えない。じゃあもう完全に好きじゃないのって聞かれると答えはNO
迷路に入ってしまったかのように自分で自分の気持ちがわからない。