#貴方の隣

貴方の隣


私がうめていいですか？

貴方の“理想の恋人”に


私はなれていましたか？

いつも隣にいた貴方はもういない

引きずっちゃいけないことわかってる

でも、ふとした瞬間思い出すのは

いつも隣にいた貴方の笑顔

貴方の隣は私じゃダメなんだって

改めて実感した。


でも、ごめんね

諦めきれないんだ。

今日の夕暮れ

貴方の隣で見た三日月は

人生の中で1番綺麗でとても
輝いて見えました。

勇気を出せば
今、貴方の隣には
私がいたの…かな____？

どうしたら貴方の隣に居れますか？

隣で笑っていられますか？

今という瞬間が愛おしくなりますか？

貴方はあの子が好き

私は貴方が好き

叶わない恋だとしても

私は諦めないって決めたの

身体はすぐに繋がれるのに

心だけは繋がれなくて

貴方に大切にされるのは
貴方の隣で堂々と笑えるのは


....いつも私じゃなくて

何度も2人で歩いた帰り道。

電車を待つ時間にコンビニに寄った。

｢ピクニックしよっか。｣

貴方の笑顔に誘われて公園でお昼ご飯を食べた。

大きめのベンチに並んで座った。

リュック1個分の距離がもどかしかったけれど妙に安心した。

進むのが怖いのかもしれない。

友達の恋の話をしていた。

今日はデートらしい。

｢かわいいね、がんばれ。｣

2人で友達を応援をしていた。

でもいつの間にかお互いの話になっていた。

『好きな人いるんですか？』

｢さあどうでしょ。｣

『彼女欲しいですか？』

｢いたらいいなとは思うよ。｣

会話が途切れたのに不思議と気まずくはなかった。

雰囲気が心地よかった。

暖かな日差しと温もり、隣に座る優しい貴方。

柔軟剤の香りが鼻を撫でた。

｢なあ、｣

『なんですか？』

｢やっぱりなんでもない。｣

『気になります。教えてください。』

袖を掴んだ。

そのまま立ち上がった貴方。

｢そろそろ電車来るから行こう。｣

私のリュックをもって歩き出す。

『待ってください。』

走って追いかける私を見た。

目を細めて笑う貴方が好きだと思った。

1年前の春だった。

もう隣を歩くことはない。

もう一度、
あの夏セーラー服を着て
青空の下を先輩と歩きたかった
こんな風に思うなら
みんなよりも一足先に
冬服に変えたりしなきゃ良かったな

もう期待したくないの。

だからお願い、

優しくしないでよ。

貴方の隣に居るのは

私じゃないんだから。

あなたの隣が私でいいのかな...って

時々不安になるんだよね

私にとっては貴方が必要だけど

貴方にとって私はどうなのかな...。

いくらシャッターを切っても、
貴方の左側で見る景色が
1番綺麗だった。

傍に居とう御座います
何時までもこうして居たいのです

あなた脈打つ限り
ふたり戦って行きましょう