🌸🌻🍁❄️・2024-07-05
走り切る風によって
↬7月
夏の醍醐味と言っても
過言じゃあない
君の自転車の後ろに乗って
夏の青い海が見える道を走る
君の腰に手を回すことはせず
いい距離感を保って
君に言われたところを掴む
小さい声で"好き"と漏らしても
風を切る自転車に乗っているから
君の耳には何も届かない
その状況を少し有難いと思った
何を言っても君に聞こえないんだから
後ろにいる君が呟いた"好き"の二文字
聞こえちゃったよ
嬉しい けど気持ちには答えられない
だから 聞こえなかったフリをするね
薄情な僕でごめんね
教えてくれてありがとう