#辛かった時

部長になれなくて辛かった時



公開授業を控えてた先生

スーツ着て緊張してたのか窓で一人で外を見てた

ちょこちょこそばに行って

先生の横に並んだ


「どした？」

優しい声

“先生に辛いの相談してもいいですか”って紙を折って渡した

「何笑笑」

中身が分からず面白がる先生

きっといつものありがとうとでも書いた紙だと思ったんだろう

“今見てください”

「今？！」

そう言って開く先生


「いいよ」って優しい声で返してくれた


そのあとの公開授業

いつもと変わらず接してくれる先生

なぜかたくさん先生たちが見にきて

緊張してる先生

黒板書き終わってみんな写してる時こっちきて


「やばい笑どうしよぉ笑めちゃくちゃ緊張してきた笑」って小声で私に言う

だから私は

“頑張ってください笑”って小声で返す

「ありがとう笑」そう言う先生

でも緊張してるのがわかる

“大丈夫ですか？”

そう聞くと

「大丈夫笑ちゃんとやるよ笑」

そう言って笑ってくれた






そのあと次の日に話す約束した

あの時から

もう始まってたのかな

違うな

もっと前かな

いつから私は恋してたんだろ


そう考えてもやっぱわからない

だって、未だに先生として

M先生は尊敬してるし好きだもん



いつから気持ちが変わってたのかなんて知らない

でも

ゆっくりとでも、確実に

君に恋心が向いてたのは

君が私にとって特別だったのは確かだよ

あなたに会えて良かった

私が辛かった時支えてくれた

感謝してもしきれない。

もう良いよ

もう十分だよ。

あなたとの思い出を胸に

長い長い眠りにつきたい。

ありがとう。

by MIE