#速度

『加速しているとしあわせになれる』



そんなの滅多にないことだが
きのうはコピー用紙１２枚ぶんの原稿を
わずか２時間で書いた｡
(※1個まえの投稿を参照)
A4用紙1枚10分は､やはり異様な早さ｡
メモではなく本文でこの速さは
なかなかありえない数字だ｡




書いてるあいだはね､
わかるかな??
すごくしあわせなんだよ!?
書きたいことは､はっきりしていて
実際そのとおりに書いているわけだが
そのわりには､
なぜか何にも憶えていない｡
いつのまにか通りすぎる
しあわせすぎる時間｡




ジャンルは何だって良い｡
何であれ､
物事を可能なかぎり加速すると
いわゆるスピリチュアル用語でいうところの
『波動が上がって』
『波動が高い状態』
になり､
だれだって
その間だけは､しあわせだ｡



















スポーツやダンスに興じている人なら
たったの１秒がどれだけ長いか､
実感しているのではないだろうか｡
スポーツやダンスが､
場合によっては見る者を感動させるのは､
その速度の早さ､
つまり波動の高さも
大いに関係ある｡












無論､文章を書くのに
１秒単位の厳密さなどは､
まったく必要ないのだが｡
それでも､書いているあいだは､
時間感覚が大きく変化している｡


あたしの場合は
構想メモとかマインドマップとかは
一切作らず､いきなり本文｡
下書きや構想ノートを作る時間があったら
そのあいだに､さっさと本文を書きたい｡
かといって無計画でも無軌道でもなく
どんな内容を織り込みたいかは
ぜんぶ頭のなかに置いてあって｡
たいていは､
最後のセンテンスも先に決まっている｡
もちろん､頭のなかに浮かんだだけの
アイディアなどは
放っておけば､消失してしまうが｡
そうなるまえに
一気に書ききってしまうのだ！


























こんなふうに｡
ジャンルは何であれ｡
自分の能力の限界､というか
自分の速度の限界に挑戦しているときは､
だれだって､しあわせだ｡
恋愛に夢を託すよりも
こちらのほうが､確実にしあわせになれるよ!?
(もちろん個人の自由ですが)







言い換えれば､
この世には不幸しかないのは
ひとつには､
この世はおそろしく鈍速な場所だからで｡
であれば､
おそろしく鈍速な現実生活よりも
何でもワンクリックで決定できる
ネットの世界のほうが､
じつは､
しあわせ度は高く､
ある意味､現実的でもある｡











わたしの場合は
アイディアが降りてきて
勢いよく文章にする､
という作業をこなして
じゅうぶんに
しあわせになったあとは､

しみじみ､
ああ､早くこの世から去りたいなぁ､と
思います｡

光の速度と
音の速度。

どちらが早いかなんて、明らかなのに。
私は君の"音"が聴きたい。

君の心が変わる速度を、私は、密かに観察していた。

君の心が変わる速度は、ねるねるねるねの色が変わる速度より、幾分、速かった。

私はこの調査結果を、あの魔女に報告しなければならないのだ。

二人きりの帰り道に包まれる静寂

会話はなくても歩調は同じだから

ひとにはひとのぺーすがあって

あなたがおそいとかんじることも

あいてはそれがふつうなのかもしれない

あなたにはあなたが

せかいのちゅうしんなのかもしれない

でも

せかいはあなたがちゅうしんではまわらない

のんびりしよ まったりしよ

せかいがつづるよのながれに

ただよってぽっかりうかびながされて

僕がアクセルを踏みすぎたら

君がブレーキを踏んでね