#過去形にしたくない恋だった

「幸せになってね」


それが私の

最後の思いやりと精一杯の皮肉

君の頭の片隅に


どうか私を残したかった

裏切るくらいなら


最初から好きだなんて言わないで

君と出逢うべき理由があったように


君と別れなければならない理由も

あるような気がしたんだ

別れ話は長文だった


ずるくて優しい君の気持ちが
溢れる文章だった

すごく重かった



最後の最後まで
私を泣かせないでよ

元彼の好きだったところ











格好いい

かわいい

超イケメン

優しい

いい匂いする

愛が重い

高身長

夢がある

運動できる

力強い

音感ある

返信速い

一途

将来のこと考えてくれる

趣味が同じ

愛してるっていつも言ってくれる





そりゃ私なんかじゃ駄目だよな

控えめに言って

大好きでした




欲を言うなら


君の隣で卒アル持って

桜を見上げたかったです

傷付くくらいなら

恋なんかしなきゃよかった

いつか陽は沈むから

たった一秒の光を

目に焼き付けておこう

君の奏でる音色が

大好きだった



また私のためだけに

弾いてほしかった

もう一度だけ…

抱きしめてほしい


君が忘れられないの

君が隣にいない

何もなくなってしまった日々


初めて

「絶対」はない

と知りました

初デートも


初めて恋人繋ぎしたのも


初キスも



全部全部君だったんだよ

もし、過去に戻れたとしても

私はきっと戻らないだろう

君と将来結婚しようとか話し合って


終わりが来るなんて


思ってもいなかった



私って馬鹿だなぁ