#還る

死にたいも 消えたいも 逝きたいも

発することなく空に還った君
ﾃﾝｺﾞｸ
"そっち"では逝きずらくないかい？

救われるのなら



あなたがいいです。



汚されるのも



あなたがいいです。



愛されるのも



愛するのも



当たり前にあなたがいいです。



俺の全ては



あなたの元に還るのです。

鳴く蝉は儚き命を燃やし尽くす

この季節に大切な君が逢いに来る

君が空に還る頃に夏は終わる

君が空に還るまで

僕の声を覚えていて

いつか僕も空に還るから

それまで"さよなら"しよう

"声が聞きたかったから"

それが、君の最期の言葉

今すぐ、君の声を聞きたい僕は

空へ還る事も出来ないままに

月光浴をして 眺める弦月

言葉にならない"好き"は溢れ

夜空に零れて 星に還る涙の雫

この気球に乗って

しばらく上から

この地上を見下ろすんだ

すごく

いいアイディアでしょ？

君も乗ってみる？

疲れたらサンドイッチ半分こしようよ

いつか、土に還る。

けれど骨壷にいれたままでは、

いつかの日のため、土には還れない。


今から、海に還る。

全てが生まれた広く、限りのある海へ、

今から、海に還ろうと思う。

お日様とお月様と私

天体ショー観測の後は

お迎えが早くきたらいいのになぁ

なんて気持ちが強くなる

鳴く蝉は儚き命を燃やし尽くす

その季節に大切な君が逢いに来る

君が空に還る頃に夏は終わる

陽は落ちて地へ還る

僕はいつか君がいる空へ還る

空を見上げ懐かしく哀しくなるのは

いつか人が還る場所だから

部屋の片隅で容易な刃に触れて

滴る血を眺めていた

ヒトリシズカ 緋色(ひいろ)の

記憶にすがり

泣いていた

 

 
孤独を嫌うこととは違う

歪(いびつ)な隙間怖いだけ

慣れぬ暗闇 肌に雫ひとつ

血か涙かさえ わからない

 

グシャグシャの汚れゆく私に

鮮やかな思い出が胸を刺していく

 

部屋は冷たくて少し広くなり

やがて この空間にも馴染んで

ヒトリシズカ

緋色の記憶も不意に

美しい思い出になる

濡れた床も朱(あか)く乾いてく日々に

時の流れは非常だ・・・と

泣き顔さえ醜にさを忘れ

いつか感謝へと

 

 

眩しい朝に愛しい記憶

この静寂(せいじゃく)に舞い降りた

部屋を抜ければ新しい風たち

慰めてくれたイタズラに

 

強さとは少しだけ寂しい感情だね

噛み締め今日を歩いてく

 

咲き誇(ほこ)る花が土に還るように

人は喜怒哀楽を繰り返し

哀しみさえ通過点にして明日も

無意識に求める笑顔

ヒトリシズカ

くすぐる未来に君は

おそらく出てこないでしょう

それでもまた見せつけるように

今日を生きていこう

 

 

濡れた床も朱く乾いてく日々に

時の流れは非常だ・・・と

泣き顔さえ醜さを忘れ

いつか感謝へと

 

咲き誇る花が土に還るように

人は喜怒哀楽を繰り返し

哀しみさえ通過点にして明日も

無意識に求める笑顔

ヒトリシズカ

くすぐる未来に君は

おそらく出てこないでしょう

それでもまた見せつけるように

今日を生きていこう

　涙さえも誇りに思える風が

そよいでる・・・

君が『寂しい』と私に言った

私が『どうして？』と問い掛けると

君は『........分かりません』...そう言っていたね


あの日の問い掛けの答えを聞いてないよ
本当の答えを聞いてない

もう、聞くことも出来ない。


もう、君は還ってしまう
逝く宛もなく

無から有は生まれない

だから有は無に還るのではなく

有は有として

形を変えながら

生き続けていく

＊大雅＊