#雪

音もなく降り積もる雪は

言葉にできず募ってゆく

私の儚い想いのようで

木の葉が落ちてゆき

少しずつ迫り来る

雪の足音が身体を震わす

朝だというのに真っ暗な空

室内の明かりが外にこぼれる

ふわり ふわり 真っ白な花びら

ひとひら ふたひら…

落ちては積もる 白

今年も出会えましたね

手のひらに消えていく花びらが

嬉しそうに 笑っている気がして

貴方が雪みたいに

簡単に溶けて

消えてしまいそうに見えて

また雪だ

それは儚い

冬物語の

始まりであった

降り積もった冬に施される化粧

白く染まる表情に空も微笑んだ

温められたら溶けてしまうから

近くで見守ってくれたらいいの

淡雪は

溶けてしまうけれど、

思い出はきっと

凍ったまま残り続ける

冬の景色を作り上げる白世界

顔を出した光が見守ってるよ

雪もいつかは溶けるけど

この傷が癒えることは無い

チラつく雪が頬で溶ける

私は季節に溶け込めない

震える体が熱を持つから

地球に馴染めず息をする
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

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秋の代名詞、松ぼっくりだって

雪化粧を施して

冬の顔をしているのに

私は

降り固めた雪が手の上で溶ける様に

厚くした想いも手で包めば溶けるかな

ホワイトクリスマスの中でも募る恋心

この想いを君が特別に変えて結んでよ

犬は喜び 庭 駆け回り

猫は ねるねるねるねを 練るだろう

そういうことに

なっているのだ

強がりは笑顔になるための魔法