零・2022-03-27
零れる哀を受け止めて
遺した記憶と言葉を抱いて
この一年僕がもがく姿を見ていて
君との記憶に沈んで溺れていたい
暗い話は嫌だと言ったから
明るい話を考えてた
話す前に逝った君は
最後まで我儘で愛おしかった
蝉がうるさい
日差しが強い
ベタベタまとわりつく暑さ
僕の大嫌いな夏は
君の好きなものが1番輝く季節
思わず写真を撮りたくなるほどの海も
身長より高いひまわりも
隣で見れる日はこないんだね
おやすみ
記憶の君に
おはよう