#鳥籠

大空を自由に飛べる小鳥と

ダイヤの鳥籠に入った小鳥

どちらが本当の幸せと言えますか。

決めつけ。理想像。○○だから。

みんなによって閉じ込められた
この檻の中から出られぬまま。

「……おいで。“こちら側”に来れば、
君は鳥籠から抜け出せるから。」

「少ししかない自由じゃなく、
永遠の自由を楽しもう。永遠に自由でいよ。」

「何もかも忘れて、好きなことをして過ごそ。
時なんか忘れて、“こちら側”で過ごそ。」

「君は何にも囚われなくて良い。
縛られなくて良い。だって君は……」

「理不屈や、規制に縛られるために、
生まれてきた訳じゃないだろ。」

3／26 Day，s 33

籠に閉じ込められた鳥のように
ただ叫んで羽ばたいて。
もうすぐ世界が終わることを知らず
不敵な笑みを浮かべる。
｢嗚呼、なんて愚かで哀れなのだろう。｣

帰宅ラッシュの電車に乗っている
吊り革やスマホと手を繋ぐ人達
その死んだ目を見る度に
人生は大きな鳥籠みたいだと思うんだ

後悔よ、どうか僕を殺してくれ。

孤独を知らない籠の中の小鳥は

みんなを幸せに照らす太陽に恋をしました…

しかし、花を見つけても蹴散らし

美しい花だけの蜜を吸う,わがままで

自分勝手の小鳥でした

その性格を知ってる1人の少女は

小鳥を永遠の鳥籠へ

少女以外解くことの出来ない
魔法の鍵で閉め

「あなた様の黒い翼が虹色の翼えと」

と口ずさみました

太陽は小鳥の怖さを知らずに

照らし続けている…


-----------------------------


「Dreaming bird」第0＆1story～鳥籠～

手を伸ばせ

そうしたら
その手掴んで

手枷足枷
ぶち壊して

自由に
飛んでいくんだ


大丈夫だ
俺がついてる
何も恐くない

私を此処に閉じ込めたのは君

自由に羽ばたくことも

出来なくなってしまった。

この鳥籠の中で

再びあの空を飛ぶ事を夢見て

鍵を持った君を待ち続けている

いつまで経っても
鳥籠の中に居るんじゃなくて、



壊した鍵を運命の人に
見つけてもらって、


その場所から羽ばたかないと。

俺は馬鹿だから
鳥籠の開け方が
わからねえ


それならいっそ
鳥籠ごと泥棒して

貴女をこの手に
おさめてやろうかねぇ

私の世界はいつも鳥籠の中。

出口を探して彷徨っているの。

1人の少女の名は「精永遠霊(ｾｲｴﾝ ｴﾝﾚ)」

まわりは少女のことを

「永遠の時の精霊」と呼んだ…

孤独を知らない小鳥を人々は

「籠上のお嬢様」と呼んだ

少女はいつも小鳥のことを「莉火(リッカ)」

と呼んでいる

みんなを幸せに照らす太陽は……？

それはまた次回のお話


――――――――――――

「Dreaming bird」第2story～呼び名～

柔らかい陽射しに目を細め

僕は鳥籠の中踊ってる


暖かな其処は居心地が良い


黒板を叩くチョークの音

上履きの愉しげな聲達

机上のノートは開いたまま


全てが追憶の彼方に

僕は鳥籠の中で踊ってた


暖かく冷たい鳥籠に

戻る事はもう無い

錆びた鳥籠

微かに見える蒼空

翼を伸ばすことならず