瀬在/小説感想ください・3日前
「生きなさい」と世界が言うから。
生きなさい。と世界が言うから
生きていいの?と僕は問う
淡い青の中で眩しい青を求めて
僕の春は未だ枯れない
朝日を浴びた僕達は
今日も生の義務を全うする
やっと『死にたい』って
呟くことが出来たのに
"一人じゃない"だとか
"一緒に頑張ろう"だとか
無責任な優しさばかり押し付けられて
重い重圧を解ける程
身軽な命じゃないんだよ
大丈夫って偽りの微笑み
されど心は浮き沈み
時に縛られ
心を絞られ
それでも鼓動は
巡らされ
酸素が喉を焼く
言葉が煤となって
宙を舞えば今日も
毎日死ぬ覚悟で
生きてやろうと思う
この身体が この心が
ボロボロに削れる程に。
死へ向かう人々に囲まれて
夕闇と列車に乗せられた
酸素を吸う度開く死への道
愛に飢え愛を求め続けども
辿り着く先では消える泡だ
タグ紹介
#心臓を捧ぐ。
#「生きなさい」と世界が言うから。
#遺言の代わりに愛でも。
解釈自由です
気まぐれで贈り物いきます
生きなさい
そう言うのなら
生きたいと思えるだけの
対価をください
この世界の全てを
思う存分
楽しんでやろうと
一つは、腕を流れる赤い鎖
一つは、『君』
生きることだけが全てじゃないと
世界に言い返すんだ
君が「頑張れ」って言うから
逃げられなくなった