はじめる

#4話

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全48作品・


木々に囲まれた、静謐な場所。

僕と君、2人分の足音。そして君の陽気な話し声だけが響く。


「ねぇねぇ、もしさ!」


君は、僕の2歩前を行く。


振り返って僕に向ける笑顔の、なんと眩しいことか。



「突然、そこから熊が飛び出してきたらどうする?」



「・・・どう、って」



「私はね、意思疎通を図る!熊だってね、全力で訴えれば分かってくれると思うんだ!」



「・・・この山に熊はいないよ。いたとして鹿か狸」



「たぬき!?是非ともお会いしたいな。私、たぬきに似てるってよく言われるよ?」



確かに、と思った。



垂れ目というのだろうか。優しげな目元は、確かに言われてみればたぬきだ。



指をちょいちょいしながら、「るーるるるる」と言い始めた君。色々まちがってる。「るーるるるる」で呼べるのはキツネだ。



訂正するのも憚られられるほど真剣にやっているので、僕は静かに君を見守ることに決めた。



たぬきが君の声に導かれて現れてくれないかな、と僕は僕で真剣に祈り始めた。




「るーるる、る?」



前を歩く君が止まる。


危うく衝突しそうなった。



「どうしたの?まさか本当にたぬき出てきた?」



「きた、」



「え、うそ。たぬきが?触ったらダメだよ」



「いや、違うくて・・・」



君が勢いよく振り返る。あまりに顔が近くて、後ろに倒れそうになった僕に構わず君は言う。


「紙とペン!ある?」


「あ、るけど・・・なんで?」


「『祝福の光に、木々は生命を歌い出す』」


くるり、と君は前を向く。


呆然とする僕を置いて、君は歩き始めた。


「え?」


「『吹き抜ける風は柔らかく、花たちはゆうらりゆらり揺れて愛を囁き合う』」



これは小説だ。


そう気づいた僕は、すぐさまポケットに忍ばせておいたメモ帳のペンを取りだした。



「ま、待って。最初の一文、もう1回言って」



「『祝福の光に、木々は生命を歌い出す』あ、生命と書いていのちって読むから」




君の紡ぐ言葉を、必死に書き留める。


憧れの君の物語を、世界でいちばんに僕が聞いている。


そんな感動で手が震えた。あとで字が汚いなんて文句は言わないでよ。



君は僕を置いて歩き続ける。スキップでも初めそうなほど足取りは軽やかだ。



ついてくるんでしょ、とその背中が語りかけてきた。




「『世界は生命で溢れていて、こんなにも愛と希望に満ち溢れているのに』」



君の背中を追う。


歌うような口調で、君は物語を生み出していく。


なんの迷いもない。これがあの天才小説家なのかと、畏怖の念すら湧いてくる。




「『僕らはなぜ、つまらないなんて言葉を吐き捨ててしまうんだろう』」





才能を失った天才。


落ちぶれた小説家。



君を、そんな言葉で形容したのは誰だ。




君の2歩後ろで、僕は慄いた。


文字が乱れる。君は物語を歌い続ける。




世界に、君という小説家を返さなければいけない。



君が紡ぎ出す物語に酔いしれながら、僕はそんなことをぼんやりと考えていた。






『神様に愛された小説家の君と、君を独り占めしたかった僕の話』

舞雪・2019-08-27
4話
舞い落ちる雪のように
小説家の君と、君を誘拐してきた僕の話
4話
小説
第4作
私が課題終わるまでに贈り物が来たら今日中に次の話も投稿します
それまで課題をがんばるぞ
はい徐々に描写が雑になっていきますよー
創作
創作
なにこれ
着地地点が分からない

ボールペンみっけ!

そらるな🌸🌈~返信🐢でスンマソ~・2020-04-19
年下彼氏
トシカレ
4話

BTS妄想小説

『オッパ達には逆らえない...』
4話



─次の日─

ゆあ)やばい。眠れなかった...。

朝ごはんを作りに下へ降りていくと、
そこにはグクがいた。

゛ドキッ ゛

ゆあ)お、オッパ、、おはよう。
グク)お、おう。おはよ

緊張してうまく喋れない。
私はドタバタしながら朝ごはんを作り始めた。

グクside

今日は一睡もしてない。
テレビを見てたらゆあが起きてきた。
ゆあが動揺してる。
やっぱ昨日しすぎたかな。
ドタバタしてるㅋㅋ
かわいいな。誰にも渡したくないな。
ヒョン達にだって...。

グクside終わり

ゆあ)みんなー!!ご飯できたよー?

数十分して朝ごはんができ、
みんなを呼ぶ。
でも、グクオッパとジミンオッパしか来ない。

ゆあ)どうしたのかな?
ジミン)どうせまだ寝てんだろ。
グク)昨日遅かったもんねㅋㅋ
ジミン)いや、テヒョンは俺より早く帰ってきてたけど...
ゆ&グ)えっ...
ジミン)ん?まぁ、ゆあ起こしてきて。
ゆあ)う、うん。

私はテヒョンオッパの部屋に向かう。

゛コンコンッ゛

ゆあ)オッパー?入るよー?

゛ガチャ゛

ゆあ)しつれいしまーす...。オッパー?

部屋に入るとオッパが拗ねた顔して
ベットの隅に体育座りをしてた。

。 o O か、かわいい!!やばいやばい...。

ゆあ)オッパ?どしたの?ご飯できたよ。

するとオッパは急に近づいてきて、
私をベットに押し倒した。

ゆあ)きゃっ!!お、オッパ?
テテ)昨日、グクと何してた?

えっ...

のあ・2018-12-04
BTS妄想
『オッパ達には逆らえない...』
4話

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に48作品あります

アプリでもっとみる

「お前が抱いた悩みや苦しみを誰かにぶつけたか!?

仲間に!クラスメイトに!教師に!

どうしてもダンスがやりたい!誰か助けてくれって!お前はすがったか!?」


「景山のためにも真実を明かして明日と戦え、抗え!もがいて掴め!生きてるお前にはそれができるんだよ」


「変わるなら今だ

お前のその手で道を切り開け

俺の好きなヒーローの台詞だ」

︎︎👑❤︎・2019-02-11
3年A組
柊一颯
名言
4話

ー私は今日、学校を休んだ。

その理由は、通院先の病院の検診日だからだ。

急に休んじゃったから

もしかしたらのもしかしたらだけど…

翔央くん、心配してくれてたりして笑

…なんてね。そんなわけないね

だって私翔央くんには迷惑しか掛けていないもの。

私はあの水族館デート以来

毎日のように翔央くんのそばに居た。

彼は優しいから

きっと嫌とは言えず居させてくれたんだと思う。

今日もし、

何も問題ないと言われたら

明日には学校に行ける。

でも悪かったら……

…考えるのはやめよう。

そう思った矢先に

私の名前が呼ばれたので

主治医の先生のいる扉を開いた。









ーガラガラガラッ

「失礼します」

「水瀬さん、こんにちは。どうぞ座って」

「はい…」

言われた通りに私は近くの椅子に座った。

「水瀬さん、あの日ぶりだね」

「あ…。その節はすみませんでした。」

あの日、とは

私がここを飛び出した日だ。

気が動転して混乱していた為とにかく逃げたくて…。

「いいんだ。あんな事言われたら誰だってそうなる。」

「…すみません。」

私は申し訳なくて頭をあげられない。

「頭を上げて…。あの後電話くれて学校行きたいと言っていたが行けたのかい?」

「あ…はい。」

私は頭を上げ、そう答えた。

…あの後、翔央くんと出会って今では話せる仲になれた。

ークスッ

私は思わず笑みを零す。

「いい事があったのかな?」

「え?」

先生は笑みを浮かべ、こう言った。

「水瀬さんにもう一度聞くよ。君はどうしたい?」

「私は…」

あの時答えられなかった答えを

今なら言える。

だって今は…っ

「私、見つけました。時間を使ってでも会いたい人。」

「その人は…どんな人なんだい?」

「彼は、優しい人です。私が困っていた時彼は迷わず助けてくれました。私はそんな彼に出会って思ったんです。この人のことをもっと知りたい。分かりたい…って。私と彼は何処か似ているんです」

裏切られる怖さ…痛みを

彼と私は知っている。

そして彼は、私には無い

"心からの優しさ"も持っている。

…ねえ、翔央くん。私、貴方と出会えてよかったよ。

「そうなんだね。素敵な人と水瀬さんは出会えたんだね」

「はい、私は幸せものです」

そう言って私はニコッと笑った。









かれこれ話を聞いていたら

夕方になっていた。

とりあえず今日は

肺癌の経過を測るため、

検査をして帰っていいと言うことになった。

でも学校には行かない方がいいと

念の為だからと言われた。

私は少し躊躇ったけれど

少しでも長く生きる為に

私は承諾した。

…まだ私翔央くんに"律"って呼んでもらえてないし、死ねない笑

そう思いながら

時刻を確認するべく

携帯を見ると

LINEが来ていた。

相手は…

…翔央くんだ!!

なんだろうと思い、開いてみると

❨ 律さん、学校休んだみたいだけど大丈夫ですか?❩

と来ていた。

…心配してくれたんだ。嬉しいな…

私の事少しでも考えてくれたんだろう。

私は直ぐに

❨ 翔央くんからLINE来るなんて思わなかったから嬉しい!❩

❨ちょっと色々あって学校行けそうにない、多分来週までは。 ❩

…よし、送信っ!

数分後、

❨ 大丈夫なんですか?どこか体調でも❩

翔央くんって意外に鋭いんだよなー笑

でもまだ言えない。いつかは言おうと思ってる。

きっと翔央くんの事だから

私がなにか隠してるって分かっているだろう。

…もう少し待ってて。

そう願いを込め、

❨翔央くん、心配してくれてるの? ❩

❨ 大丈夫だよ、君がいれば。なんてね笑❩

そう送った。









学校行かなくなって数日経った。

…翔央くんに会いたいなあ。

何日もあっていない。向こうはあまり気にしていないだろうけど

私は結構君との時間好きなんです笑

そうだ、

また迷惑かけるだろうけど

君の優しさを利用させてもらおう!(酷い)





今の時刻は19:00。

ープルルルルル

私は今翔央くんに電話をかけている。

出るかな?

……To be continued

ゆう・2020-12-30
悒の創作小説
律目線
4話

第4話、親友の恋






晃と先輩が付き合ってることを知ってだいぶ経った。



私は、晃のことを忘れるために秀平という男の子を好きになった。



すると、晃のことを少しずつ忘れられていくようになった______








ある日の夜



「やっほー!最近秀平のことどうかな?」



女友達の1人である涼からLINEが来た。



「うーん、まあまあかな〜まだ秀平のことよく分からないし笑」



「そっかー、自分は巧とLINEできてるよ!」



涼には好きな人がいる。それは巧という男の子。



私にとって巧は、保育園の頃一緒だったけど、小学校は別で、中学校になって再開した幼なじみ?みたいなもの



「おおー!良かったじゃんおめでとう!」




あ、涼にお願いしていい?」



「ん?なーに?」



「秀平と仲良くなりたいから巧とLINEしたいんだよね〜笑」



「いいよ!聞いてきてあげる!」



「ほんと!?ありがとう!」





この時私はまだ知らなかった。



これから先



私の中に新たな気持ちが芽生えるなんて____

あや ヘッダーに好きください・2021-06-13
叶わない恋の物語
良かったら次も見てください
実話
4話
次回、第5話。優しさ

ープルルルルル

今僕の携帯は鳴っている。

相手は話したくて堪らなかった律さんだ。

でも僕はあまりにも急すぎて

心の準備が追いつかず中々出れないでいた。

やっとの思いで決意した僕は電話に出ようと携帯を手に取った。

「よし!出よう!」

このままだと切れてしまう

それだけは避けたかった。

とりあえず僕は

緊張しつつも電話に出た。

【 も、もしもし…】

しばらくの間無言だったが

数分後律さんと思われる声が聞こえてきた。

【 翔央、くん?急にごめんね、律です。】

数週間ぶりに聞く

律さんの声に不覚にもキュンとしてしまった。

【 どうしたんですか?】

何か用事がないと電話はしないはずだ。

【 …今から会いたいって言ったら会ってくれる?】

【え? 】

今から?別に構わないが

もう夜19時頃だ、律さんこそ大丈夫なんだろうか?

【だ、ダメならいいの! 】

【ダメじゃないです。どこに行けばいいですか? 】

せっかく会えるチャンスなんだ

君に会えるなら僕は

どこにだって行きたい…

って僕完全に律さん好きじゃんか。

【ありがとう。じゃあ学校集合で。先行って待ってるから。 】

そう告げると律さんは通話を切った。

僕は急いで支度して玄関から外へ出た。









僕が学校前に着く頃には時刻は夜19:30を超えていた。

「律さん!お待たせしましたっ!」

律さんは僕に気づいたのか手を振ってくれた。

「翔央くん、来てくれてありがとう。」

「いえ!近場ですし、律さん何か話したいことでもあるのかなって思ったから…」

最近学校に来なかった理由とか。

「うん。ここじゃなんだから中に入ろうよ」

「え?」

夜の学校って初めて来たけど開いてるの?!

「り、律さん」

「ん?」

「学校入って大丈夫なの?その…夜だし」

「ああ」

そう言って少しだけ学校を見上げながら、

「バレなければ大丈夫でしょ!!」

とんでもないことを言い出した。

「ぇぇえええ!?」

律さんにはやっぱり叶わない。









僕達は何とかバレずに(?)侵入に成功した。

あれ?これってなんか…スパイみたいじゃない?!

「翔央くん?何ぼーっとしてるの!行くよ」

「は、はい!!」

僕すーぐ物思いにふけっちゃうんだよなあ、悪い癖だ。

「翔央くんもうすぐ屋上着くよ!」

「了解です!」

律さんは凄いな。こんな暗闇の中でも道がわかるなんて…。

僕は何一つと言っていいほど分からない。

ーキイイイイ

屋上に着いた僕と律さんは屋上のドアをゆっくり開けた。

「うわあ…」

僕は普段屋上に立ち入らない為

今日が実は初めてなのだ。

屋上ってこんなに広かったのか!

「もしかして翔央くん、屋上来るの初めて?」

「はい」

「ふーん。私はね、前に来たことあるんだあ」

「そうなんですか。」

律さんはその時何を思ってここに来たのかな…。

「てか翔央くん!!」

「は、はい!」

何だろう?

「敬語、いつになったらなおるの?!名前はいいとしても敬語は許せない!私たちもう他人じゃないのに!」

そう言えば僕は律さんに敬語を使っていたな。

普段人と関わることがないから敬語が癖になりつつあった。

「ご、ごめん。な、慣れなくて。許して欲しい」

何とかタメ語で話せた…。

「…」

む、無言?!

「あのー、律…さん?」

もしかして嫌われた!?

「…ふふっ」

「へ?」

律さんは急にくすくす笑い始め、その後急に真顔になり言った。

「翔央くんはさ、死ぬってどういう事だと思う?」

「え?」

死ぬ…?

「人間っていつか皆死ぬでしょ?」

「う、うん」

「ただ違うのは人によって死ぬ時期が遅いか早いかだけなんだよ」

律さんは何を言っているんだろう?

「翔央くん、私ねあと一年後に死んじゃうんだぁ」

あははと律さんは力なく笑う。

律さんが、死ぬ?

「な、なんで…」

「病気。学校休んだでしょ?検査入院してたの」

「いつから律さんは病気に…」

「君と出会った時には既に、かな笑」

じゃあ僕が律さんを

駅で助けた時から?

「私、病気に勝てないみたい。手術も出来ないの。ただ死ぬのを待つだけ」

僕は突然の事で頭が追いついていない。

僕の中での律さんは

笑顔で元気いっぱいの明るい性格の同い年の女の子。

律さんはきっとたくさん無理していたんだ

クラスメイトの前でも

きっと友達の前でさえも。

「だからね、翔央くん。お願いがあるんだ!」

お願い…? なんだろう?

「残り1年、私と一緒にいて欲しい!」

「え?」

僕と一緒に?

「翔央くんには迷惑掛けちゃうかもだけど、私死ぬまでに沢山やりたいことあるんだ!それを私は翔央くんと叶えたい!」

律さん…

律さんがせっかく僕を頼ってくれたんだ。

それに僕は彼女が好きだ

だからこそ力になりたい。

「僕でいいのなら。」

「翔央くんがいいの!!」

残り1年

彼女はそう言った。

僕はまだ現実味を帯びていない。

でも今は

目の前にいる彼女に

生きていてよかったと思って貰えるように

僕が頑張らなくちゃ。


そう空を見上げながら僕は決意したのだった。

……To be continued

ゆう・2020-12-29
悒の創作小説
4話

泣き声の正体を探しに、隠れていた扉を発見して、屋敷の中を歩くメアリー!

屋敷は、とにかく広かった、それと同時に、この屋敷は、魔法がかけられていたかのような、静けさと、ある種の不気味感…

手入れが行き届いていない、一番奥の部屋へ着いたメアリー
そこは、部屋の作りが、もと居たインドの母親の部屋とソックリだった

インドで壊した、像の置物とソックリな置物が置いてあった、
そして、写真を見て驚いた
母親が2人写っていた
そう、メアリーの母親と、おばさまは、双子だった
「お母様…」
少し寂しげに言った、メアリーの中に、育児放棄した母親ではあったけど、亡くして半年、少し寂しさを感じていたようだ…
そして、オルゴールの鳴る箱を開けた時だ!
中に、カギが入っていた

何のカギなのかは分からないが、大切に保管されていた
どうやらメアリーは、何か見てはいけない物を、見てしまったようであった

レッサースー太🐧🦈🤝・2020-04-26
秘密の花園
4話

そして、私の人生は平和になる。
あの子達がサッカーをやめた後から……
そして、私が虐められていたことを知ったあなたは……。なにを考えるのだろう
と思っていた、ある日。
あなたが私を呼んだ。
「お前がNから虐められてたこと知ってた。なのに俺はお前の事を助ける事すら出来なくてゴメンな。」
「これから何かあったら相談して、」
と言われた。その時私は、あなたの事を意識するようになった…。
そして、6年生になった。
私とあなたは同じクラスになった!
4年生の時、私は内気な性格になった。
5年生で親友と同じクラスになりちょっと戻った気がしていた。
でも、6年生では親友と同じクラスになれずクラスに馴染めるか心配だった。
そこにある男子が一言
「○○と同じクラスだ!よろしく!」
私は、その男子と1度も同じクラスになった事がなかった。でも、まぁまぁモテてるという事は知っていた。
その男子からの一言で変われたと思っている。
あなたからは、この一言
「○○。お前Nと離れられて良かったな」
良かったけど……。と思った。
ここから私の小学校生活は幸せだった。


つづく

_ヒトデ★_・2020-01-26
私達が出会ってから
4話
物語風
ノンフィクション
幸せ
変われた一言
小学校生活
友達
大切

ひとつずつ虹色
第1幕 4話
side紫色


____「……!…なんて!もう…わ!……んよ!」
____「……あたり…!……おま…らいだ!」

「やぁや!もーやめぇ!」

____「「だ…れ!」」


「ビクッ…ごめぇなさぁ…」



志土「……ハッ!…自分は何を…」
志土「あれは…夢に出てきたあれは誰だ…?」


志土「なんで……泣いていた?謝っていた?」





「うーん…そんな感じかねぇ。」
永恋「ありがとうございます。おばさん」
おばさん「ううん、いいのよ。でも、なんで"志土君"の事を聞いてきたの?」
永恋「……いや、何となく、ですかね」
おばさん「…そう。頑張ってねぇ」
永恋「はい。ありがとうございました」


はぁ…掴めない…いい情報が何ひとつもない…
なんなのあの子…
志土の事を助けるためだからいいんだけどさ…
これで本当にいいのかな


ピーンポーン


……「はーい。あ、永恋?どーぞ」
永恋「お邪魔します」
志土の母「あら、永恋ちゃんじゃない。いらっしゃい」
志土の父「おぉ、君が永恋ちゃんか。こんにちは」
永恋「初めまして。お父さん。よろしくお願いします」
父「礼儀正しいな」
母「ほんとねぇ。ほら、上がって上がって!」
永恋「……失礼します」
志土「…にしても、どうしたんだ?突然来るなんて」
永恋「ごめんね。ちょっと聞きたいことがあって」
志土「ん?なんだ?」
永恋「あ、申し訳ありませんが、少しの間だけ、席を外して頂けませんか」
母「わかったわ」
父「じゃあリビングにいるからいつでも来ていいぞ」
永恋「ありがとうございます。」


永恋「ふぅ…よし、本題」
志土「なんだ、母さんたちがいると話せないないようなのか?」
永恋「うん。そうね。……それじゃあ聞くわ」




永恋「志土のお母さんは、今どこにいる?」



志土「…は?リビングだって言ってただろ。急にどうしたんだよ」
永恋「違う」
志土「……?」
永恋「お母さんはどこって聞いてるの。産みの親」
志土「だからリビングだって!」
永恋「そうじゃ無いからこう聞いてるんでしょ!」
志土「意味わからないこと言うんじゃねぇよ!俺の母さんたちは下にいる!」
永恋「あんたにとってはお母さんなんだろうけど!」
志土「うるせぇよ!紛れもなく母さんだ!!何回言うんだよ!」



母「大丈夫かしら」
父「……平気だろう」
母「…そうね。きっと"自分たちで何かしてくれるでしょう"」



志土「だから!!!母さんだって!父さんだって!」
永恋「じゃあ証明してよ!あれが本当の産みの親だって!!!」
志土「俺が産まれた時からずっと一緒だ!愛してくれてる!これが証拠だろ!?」
永恋「だからそれが本当か分からないじゃない!」
志土「本当だって何回言ったらわかるんd「何も分かってない!!!!!」…!?」
永恋「あんたは何も…何ひとつも…分かってない」
志土「何がだよ…!」
永恋「その『愛してる』が嘘だったら!」
志土「……」
永恋「ずっと一緒が嘘だったら!」
志土「…よ!」
永恋「全部全部!」
志土「…ねぇよ!」
永恋「綺麗で都合のいい!」
志土「わかんねぇよ!」
永恋「……」
志土「嘘ってなんの事だ!?永恋は何を言ってるんだよ……」
永恋「お母さんは…」
志土「…?」
永恋「なんて言ってた?私のお腹の中から?」
志土「……産まれた大事な息子。」
永恋「……それがだよ。それが嘘なんだ」
志土「は?」
永恋「志土は"今の"お母さんを本当のお母さんと勘違いしてる」
志土「……」
永恋「気づかなかったのは、志土が赤ちゃんの時から、幼い時からずっとずっと都合のいい嘘をつかれ続けたからなんだよ。『私のお腹から産まれた』って」
志土「……じゃあ」
永恋「志土は」



志土「ずっと……嘘つかれてたのか?」



永恋「そうだよ……やーっと気づいた…ねぇ。」
志土「……何?」
永恋「お母さんに…言いに行こう?」
志土「……うん」



志土「母さん」
母「ん?なぁに?」
志土「母さんは…"本当に"俺の母さんなのか?」
母「……当たり前じゃない」
志土「…ほら永恋、やっぱり間違っt「違いますよね」」
母「……」
永恋「ちょっと失礼しますね。」

ガサゴソ

永恋「…これ。」
志土「!?」
永恋「母子手帳には…お母さんの名前は書かれていない…別の女性なんです」
母「……」
永恋「顔は似てない性格も似てない…信じられません。母親だなんて。」
志土「……じゃあやっぱり母さんは、俺に、ずっと」
母、父「ごめんな/ごめんなさい」
母「その通り……その通りよ…」
父「聞きなさい。」
母「…私はね。お父さんの再婚相手なのよ。」
志土「!」
母「志土の本当のお母さんは、あなたを産んで、育児はしない、男あそびはする…」
志土「…最低だ…」
父「そしてお前が2歳の時、母さんと離婚したんだ。」
父「大きくなって離婚したことを知ったら、志土が悲しむと思ってな」
母「私たちで綺麗な嘘を付き続けてたのよ。」
永恋「……」
志土「なんで…なんでそんなこと…」
母「本当に悪いと思ってる。」
父「すまない」
志土「俺……離婚の事、知ってた方が幸せだった」
母、父「!?」
永恋「…フフッ。お母さんやお父さんが付いていた嘘は、時にはためになっていたかもしれない。でも、本当のことを伝えないと、ショックも大きく、ずっと、嘘を信じ込む子になっちゃいましたよ。」
志土「永恋、ありがとう。本当に。」
母「本来は私から言わないといけない事だったんだけど…ありがとう。本当にありがとう」
父「感謝してるよ。永恋ちゃん、助かったよ」
志土「これで俺も本当を知って生きていけるよ…永恋は本当に優しいな」
永恋「……え?」
志土「永恋は優しさを知らないんじゃないんだ。」


志土「知ろうとしてないんだよ」


永恋「…え、でも」
志土「知る努力はしていた。でも心のどこかで、このままでいる心地良さを感じていたんじゃないか?」
永恋「……!…うん」
永恋「自分は知らないまま、人に喜んで貰えるのが気持ちよかった。でも、『優しさ』を知った方が、もっと、ずっといいね…私、バカみたい…」
母「永恋ちゃんは本当に優しくていい子よ。」
父「初めてあった俺が言ってるんだから間違いない。永恋ちゃんは本当に優しい子だ」


永恋/志土「本当を/優しさを教えてくれて、ありがとう」



空には桃色と紫色の虹が光っていた

7色揃うまであと____日



綺麗に騙されないように
END

柚咲 心町/ゆざき こまち・2020-12-01
ひとつずつ虹色
第1幕
4話
END
1幕完結
広めて
桃色
紫色
第2幕へ
ありがとう
ホントの気持ち
ホントの優しさ

私は思わず涙がこぼれた。

なんで今?もう一緒にいれないって分かった今言うの?
つらいじゃんか。
嗚咽が止まらない。
どうしよう。
止めなきゃ。


そう考え、泣き続ける私に零は話を続け始めた。



だから言いたくなかったんだっ
言ったらもっと欲しくなる。
もっと好きになる。
もっと一緒にいたいって。
もっともっと生きていたいってっ。



私たちに突きつけられた運命はあまりにも残酷で、高校生の私たちには抱えられないほどだった。




……To be continued

うさ🌏・2020-03-18
小説
4話

「ずっと好きだった」
あなたから告げられた言葉
私は唖然とした
だって
他の女の子のものだったのに
私のことを好きなんて
あるはずないと思ってた
「はじめてあった日から…ずっと、」
あなたはその時他の女の子がいたのに?
そう思って私はあなたに言った
そしたら
「お前を嫉妬させるためにわざと勘違いさせるようなことを目の前でしてた」
って…

ふざけんなよ?
ほんとに…
じゃあ何?
私があの時諦めなかったら
全部上手くいってたの??…
そんなの言ってくれなきゃわかんないよ…
あなたはしつこく私に付き合ってと
何度も何度も言ってきた
私は何度も何度も断ったのに
あなたを諦めきれてない私がいたせいで

彼とは別れて
あなたを受けいれてしまった
彼に別れを告げた時
彼は私にこういった
「お前が決めたことなら良いよ、俺は構わない」
彼は泣かずに
でもやっぱり少し寂しさは見えて
私の方が泣いてしまった

ももか・2019-11-29
恋愛
物語
片思い
好きな人
好きだった人
愛情
4話



七瀬︰今日みたいに先生と出かけて
できれば恋人同士みたいに手繋いで
デートしたりキスしたり

浬︰もういいから

七瀬︰わかってます。
先生には想う人がいて
私なんか届かないって
でも、好きです!
何回でも何百回でも
言います!
先生が大好きです!!

浬︰おい佐倉

七瀬︰もっと一緒に居たかった。

浬︰おい、おい佐倉!
しっかりしろ!もうすぐ着く!
分かったから、乗り切ったら
何でも願い叶えてやるから!
キスでもデートでもしてやるから!
だから佐倉、おい!佐倉!

yui♥🍀・2020-05-18
恋つづ
4話

『桜並木ー私ー』

桜並木の途中
桜を見上げると視界が滲んだ
それでも桜を見ていたら
自然と笑みがこぼれた
笑うあなたを思い出せるから

人影が見えて
目を向けようとすると
一人の男の子が横を駆け抜けていった
一瞬見えた男の子は
苦しそうな顔をしていて
心が音を立てた

氷菓・2020-02-08
詩で綴る物語
4話
ポエム
物語




4話




【大切な約束】





10歳のころだ。




「どうして引っ越さなきゃいけないの!?

お父さんとの思い出がなくなっちゃう!」




激しく泣く娘をたしめながら、

「しかたないのよ」

そう言って母親は唇をかんだ。




母親はその日以来、

心から笑わなくなってしまった。




引っ越し前夜、母親は何もしゃべらず、

無表情に手際よく荷造りをしていた。

たったひとりで…。




まるで、

父親と積み上げてきた思い出を振り返るように、

2人の日々をかみしめるかのように

ただ黙々と、荷物をまとめていった。




そして、

ときどき手を止め、

父親の衣類をながめては、胸に強く抱きしめた。




「いつも一緒だったわね。

一緒にたくさん苦労もして、

頑張って会社立ち上げて、

やっと、手に入れた家だったのにね…」

父親への言葉が、むなしく宙を舞う。




そんな母親の姿を

少女はただ物陰から見つめることしかできなかっ

た。何も、語りかけることができなかった。




少女には

痛いほど母親の気持ちが分かっていたのだ。




「お父さんと2人になりたいんだ…」と。




「もう、遅いから寝なさい」

母親の声で我に返った少女は、

「お父さんと2人にしてあげよう」と、

おとなしく部屋に戻った。




静かすぎる部屋。

裸電球が弱々しく、冷たい布団を照らしている。




少女は布団にすべりこみ、

「寒い、寒い」と大げさに言って、涙をこらえた。




母親がどれだけ父親を愛していたか、

この家に、どれだけたくさんの思い出がしみこんで

いるか、

そして今、どれだけ悲しいか、切ないか、

そんな思いばかりが少女の胸をいっぱいにした。




"ガタッ"




真夜中過ぎ

向こうの部屋からした物音で、

少女はふと目をさました。




「おかあさん?」




扉の隙間からそっとのぞくと、

肩をふるわせながらじっとうつむく、

母親の背中が見えた。




両手に強く、昔に写真を握りしめ

声を押し殺しながら泣いている母親。




「お母さん…」




娘はちかよることができなかった。

ずっとずっと、母親は泣いていた。




「私が強くならなきゃ。

私が強くなって

お父さんの代わりになってあげるんだ」

少女は自分に言い聞かせた。

そしてもう一度、強く決心をした。



「私、絶対に絶対に歌手になるからね。

そうしたら、また笑ってくれるよね?

元気になってくれるよね?

絶対私が楽にさせてあげるからね」

少女は布団の中でギュッと拳を握りしめた。

魅衣(みぃ)・2020-08-07
小説
感動
hikariさん
4話
引っ越し
思い出の家

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