ジャイ子・2018-09-23
独り言
407
お彼岸(おひがん)は
ご先祖様に感謝する日だという
誰かが言っていた
私たちの体は
「遺伝子の乗り物」だって
自分達の遺伝子をのこすために
生まれてそしてしにゆくのだと
子どもの頃はなんだか
それがやけに悲しかった気がする
でも今は
こんな風に思う
気の遠くなるような
過去から未来へのバトン
さかのぼるのをためらうほどの
途方もない数の
一人一人の
人生を経て
今ここまで繋がっていて
私のもとに
今あるのだとしたら
長い長い
その旅路を
ねぎらいたいような
そんな気がする
「ここまできてくれて
どうもありがとう」
「ご先祖様も
お疲れ様でした」って
普段はなかなか
思い馳せないことだけど
お彼岸という機会に
ふとそんなことを
考えてみる
私は
私たちは
一人でここにたっているのではなくて
長い長い旅の末に
生まれ落ちた存在
そうだとしたら
できることならば
私の手元から
また次に
つないでゆきたいと
そんな風に思うんだ
写真に写っている球体の物は
とても綺麗だ
けど世界は綺麗では無い
嘘ばかりで矛盾だらけで理不尽で狂ってる
だから生きずらい