#BONNIE＆CLYDE

終わることない夜だけが
知っていた
果てない空に散ってゆく
愛おしさ

君が目指した明日
もう戻らぬ昨日に
閉じ込めたまま
色褪せてゆく
君の瞳の中に
ふと浮かんだ涙に
映る景色
立ち止まったあの空の
星に変わるよ

光の中を駆け抜けてゆく
君の背中を
追いかけるけど
辿り着かない明日に疲れ
誰もが夢を諦めてゆく
そんな声で泣かないで
遠く離れても

貴方を深く
愛したことが
私の過ち

月が差し込むフロアに
2人は歩み
悩ましい曲さえも
霞むほど輝くの
言葉はいらないわ
この手を取ればいいの

夜明け前の青ざめた空
白く残る月のかけら
いつかは溶けて
消えるように
誰もが君を忘れてゆく
あれは遠い日の夢
決して帰らない

貴女を知りたいんだ
美しい調べに酔って
心を躍らせながら
始まるよ
このまま腕の中
貴女を連れ去りたい
心を躍らせながら

聞いてよ 踊らない？と
さっきから
待っているのよ
答えは知ってるでしょ

君が目覚めぬ明日
まだ生まれぬ命が
夢見たような朝の光
ひとつ溢れた涙
まだ届かぬ祈りが
空の彼方
瞬く星のひとつに
還ってゆくよ

聞こうか 踊らない？と
さっきから
待っていただろう
答えはその瞳に

あなたを知りたいの
美しい調べに酔い
心を躍らせながら
始まるわ
急いで 腕の中
私を連れ去ってよ
心を躍らせながら

月が差し込むフロアに
2人は歩み
悩ましい曲さえも
霞むほど輝こう
言葉はいらないね
この手を差し出すから
心を躍らせながら

雑誌の表紙を飾れば
もう誰もが虜
私はスターになる
素敵だわ素敵だわ
映画女優よ
私の未来は
銀幕のヒロインよ

宛名の消えた
置き忘れた手紙が
風に揺れて
幼い日の夕暮れの
香りを運ぶ

いずれビリー･ザ･キッドや
かのアル・カポネと
この名が並ぶだろう
クライド･バロウ
その日はもう近い
俺はこの名を深く
この世界に刻みつける