如月・2024-04-13
Thx2u
許してね
綺麗なままでいたかった
夜が明けるのが怖かった
真っ暗な闇を歩く勇気もなかった
わたしは桜のように
儚く居られない
綺麗には散れない
貴方の好きの一言で
生きることを許されたような気がした
さようなら、夏
愛したあの人まで
連れ去ってしまったけれど
人は皆、美しいものが好きで
その裏の悲しみには気づいてくれないから
好きという二文字がずっと言えなくて
くだらない比喩、増えるばかりで
ご機嫌を自分で取れて偉いねと
褒めるくらいなら助けて欲しい
永遠すら瞬きに変わる
叶わない、敵わない世界だ
全てを受け入れたようなふりして
一人で泣いていることを私は知ってる
私じゃなくていいなら
貴方も不幸になればいい
誰かが作った日陰を歩いて
自分で道を選んだ気になった
夏に負けないくらい眩しく笑うから
思わず、好きって零れた
ひとりで居れば
私が主役になれたから
大人げないね、あい変わらず
濡れた羽根も投げれば
飛べると思ったの?