#kokoro

秘密にしたい

気持ちなんて無い

全て言ってる

死にたい も

消えたい も

変わりたい も

戻りたい も

貴方が…貴女が…

聞こうとしないだけ

見ようとしないだけ…

聞いてないフリしてるだけ

見てないフリしてるだけ…

空を羽ばたく翼が
キミにはある
羨ましいなあ

ボクが云う…

キミには大地を走る足がある
そして夢を掴める腕がある
羨ましいなあ
まっ…
お互いに使いこなせてないと
意味ないよね…

キミが言った…

ボクは裏切らないよ

そういう奴に

限って

離れてく

ボクの傍にいて…

ふざけた言葉も

優しさを向けた台詞も

時として…ただのただ

キズを負わせるだけの台詞に

変わってしまう事を

知っている者は少ない…

あなたという名の
.大海原を漂いながら

あなたという名の
.深海へ沈み

いつまでもこの胸の中で
.溺れていたい

キミが言ったあの言葉を

見付ける度に安らぎが増えていく

その先にキミが居る

.顔を上げればキミが見える

きっと 見える… 見えるんだ…

.けれど 見上げる事が出来ない

大好きな キミが…

.泣いているのが分かるから

小さな女の子が
大きな声で
『ありがとうっ！』と言った

大きくなった私が
小さな声で
『ありがとっ…』と云う…

いつ頃から 大きな声で
云えなくなったのだろう…

いつまでも 誰かに届く声で
伝えられたら素敵ですよね…

「あなた」とは
とても近い存在…
そしてまた、「あなた」とは
とても遠い存在…
それどころか こちらさえ
見てない時もある…

『きらい』と言う前に

『ありがとう』と言いたいね

『さよなら』と 言う前に

『またね』と言いたいね

それは夕べの事だった

2人の未来の終わりを知る事になる

些細な事である

ちっぽけな事だ

『最近多いよね』

彼女が言う

『トントンって…』

彼女は付け加え言う

『………』

『机…指先でトントン叩く癖…』

1度息を飲むと再び言う

小首を傾げるとはこういう事だろうか

彼女の目元口元交互に眉を

ひそめながら見ていた

『テキトーに話し聞く時
その癖やるよね？ 気付いてない？』

僕の指先に視線を変える

そしてもう一度視線をゆっくりと

上げていくと違和感を覚える

無かった…

3年前渡した指輪…

『もう、終わらせよ…』

机にアクアマリンの付いた

指輪を置いた…

いつか時は止まらい事を知らされたが

進まない事もある様だ

必要が無くなった…

明日の彼女の誕生日しようと

思っていたプロポーズも

新しく用意したエンゲージリングも

眠れる訳もなく朝を迎えた

何も無かった

彼女に関わる物は何も…

ナイトテーブルの上に

必要の無くなった指輪が

2つ重なり合う様に

失った未来を物語っている

3年前渡した小さな幸福へ

向かう希望の光と

今日渡す予定だった幸福に届き

新たな幸福へ向かう予定の光

小さな事だった

もっと 沢山の言葉を聞けばよかったのだ

あの時 彼女の手を掴み握ればよかったのだ

不器用なのは何年も前からだが

君の存在がこんなに大きいという事は

不器用な僕でも理解出来るよ

ただ 気付くには少し

時間がかかりすぎたようだ

2つの光が心做しか薄れていく様に見えた

どれだけ想っても
飽きる事なんて無い
どれだけ祈っても
悲しくなんて無い
キミの事を想うだけで
ボクの心は音を奏で
星たちまでも
舞い踊るようだ

笑顔は嬉しい時 だけじゃない

.楽しい時じゃない

涙は悲しい時だけじゃない

.哀しい時だけじゃない

暦が変わる度に

あなたと歩んだ路を

思い出す…

そして幾度も暦が

変わるであろう路に

あなたが居てくれる…

あなたを想える事に

【ありがとう】

【宛名の無いメッセージ】

あなたはわたし以上に
怒っていたね
わたしはケロッと
してるのにどうしたの？
あなたってばそんな
キャラじゃなかったよね？
まるで 恋人を殺されたみたいに
怒っているよ？大丈夫？