#ショートポエム

言葉なんていらない

そんな距離までどうか近付いてよ

散ってはまた咲く花も

同じ花は一つとないように

例えまた恋したとしても

この恋は二度とない

だって貴方は

世界に一人だけだから

明日が来ることが当たり前じゃないのに

明日が来ることを当たり前のように憂う

僕等の生きる世界の暗い絶望のなかにも

ほんのわずかに光る希望を灯したいから

"死にたい"は本音じゃない

本当は"幸せになりたい"

貴方が居れば何もいらないってことは

貴方が居ないと生きて行けないって事

朝の眩しいアイボリー

カーテンを揺らす蒼い風

初夏を濡らす瑠璃色の雨

移り行く季節が呼吸するから

私の心は今日も酸素不足で

心は時として言葉に傷付けられ

言葉は時として心を救う

言葉はまるで魔法の剣のようね

ずっと貴方に恋してる

それがきっと理想の愛

上を向いても零れ落ちる涙

このホシの重力は重過ぎて

愛も心も重たくなってゆく

そこに居て当たり前

居無くなっちゃうと

こんなに苦しい

貴方は私の空気でした

過去と今しか生きたことないのに

未来を夢見るなんて到底無理だよ

賞味期限のない恋なのに

食べることは出来なくて

心一杯なのにからっぽで

そんな終わりのない恋に

そんな始まりのない恋に

私はおちてしまいました

愛が在ってもお腹は空く

お腹が一杯でも愛に飢える

愛だけでお腹が一杯になるような

そんは甘い恋をしたいのです

いつか君が大人になって

あの頃に戻りたいと焦がれてしまったら

僕はいつでも此処に居るから

貴方が居なくなってから

背筋が凍るように冷たくて
　　　　　ｾﾅｶ　
愛し合った過去は

あんなにも熱かったのに