李
私の知っている"綺麗"を
たくさん言葉にしています
思い出の蘭塔場
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『ダフニスとクロエ』
”畢生無いだろうとすら思うような、一目惚れをした。あまりにも美しい彼との共通点は、ラヴェルのピアノ曲だった。”
”期待することをやめたようなあなたの彩度の低い声を、願わくば私で色付けたいと思った。”
俗世が似合わない程に佳麗な彼。生涯未婚であった、ラヴェルの耽美さがよく似合う人だと思った。そしてその美しさのままでいて欲しい私は、身を引くしかないのだろうとも。
美しい片思いの追憶。
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『ソナチネ』
”夏の焦がれそうな陽射しの下で、そんなことは関係がないみたいに白い肌を焼く貴方は、明らかにその夏が似合わない人間だった。”
”私たちは最後、海際のベンチで九月の風に吹かれながら、刹那の夏を思い返した。”
ある九夏の記憶。何もかも正反対だった彼との、埋まらない日常。夏を理由に始まる交際や別れを告げるためのデート。
相容れなかったひと夏の追憶。
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『夜のガスパール』
”運命という言葉が形を持っていたならば、それは今日のことだと思った。”
”全ての季節に彼がいた。私の唯一が彼だったように、彼もまた私が唯一であった。”
セッターの煙と女の子の隣がよく似合う、高校生だったひとつ年上の彼。私たちが大人になるまでの思い出。
お互いが唯一だと知ってしまった二人。幾度となく離れても、また惹かれ合う。
彼がいた五年間の追憶。
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『カリロエ』
”どこにでもあるような会話。有り触れた出会い。幾度となく目にしたような物語。”
”愛しかったはずの存在が、憎さと呆れに変わった。
全部、全部暑い空のせい。”
似ていたから惹かれ、似ていたから遠のいた。愛情が憎悪に移ってしまう、論理と感情の話。
満たされない熱の追憶。
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『シェエラザード』
”ステージの輝きの中で光を放つ、眩いほどの貴方に焦がれていた。”
”「冷たいね」と手を取られる非日常な日常が、真実であることを願った。”
毎日画面の向こうで観ていた彼。そんな彼に触れることが出来た、幻と見紛う程の季節。
憧れだから近づき、憧れだから離れた。
まるで空想のように与えられた冬の追憶。
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全てノンフィクションの思い出を言葉にしています
中の人の詳細はひとことまで
それぞれの主題のもと、たくさんの詩を作っています
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李・2023-03-28 #ダフニスとクロエ #ソナチネ #夜のガスパール #カリロエ #ポエム #恋 #小説 #詩 #思い出 #元彼 #元カレ #片思い #片想い #恋愛
