ハルユー・2025-03-10
ディープパープル
心が風邪を引いたからって
マスクもできない
鎮痛剤も効きゃしない
今は誰かの優しい手が
私の心に触れてくれたなら…
流れ去る星を追いかけ
刻を彷徨う
私はジプシー
情熱に身を焦がしながらも
蒼ざめた魂に怯えて
時代を踊る
運命は私を惑わす
そんな言葉で呪いをかけた
昨日のワタシはまた
刻の彼方へ
黄昏れに溶けてしまいそう
待ちぼうけの一番星
待ってるだけじゃ
いけないことくらい分かってたんだ
なのに動き出す勇気もなくて
揺れる三日月
手のひらにのせた
どんなに愛したところで
どこか冷めてる自分を
見つけてしまうのは何故?
だからといって
流されただけじゃ無いこと
哀しいほど感じてる
紫が深く深く
体を染めて私を引き摺り込む
いっそこのまま
漆黒の闇に堕ちて行けばいいのに
キミの笑顔の下の涙を
誰も知らない
その涙を散らす風の行方は
キミにすらわからない
明日は想像できても
明日がどうなるかなんて
誰にもわからないさ
だから今を見つめて
だから今を精一杯生きるしか無い
でもね
ついつい自分を置き去りにしてる
自分への優しさを忘れてる
自分を時には
甘やかしていいんだよ
漆黒の闇から
少しだけ這い出して
見上げた空は
僕にとっては希望の広がり
星も微かにしか見えないのに…
キミは笑うだろうか
でもこの深い深い
闇の中にさえ
光があること
見つけられたことは
夜明けが近い
僕にはそんな声が聞こえてくるから
深い闇の底で
足音を聴く
浅い息遣い
月明かりに浮かぶ影
待ち人来らず…
そんな言葉を嘲笑う
見えないものを追いかける悪い癖
やめたらいいのに
何故
やめられないの
恋を飲み込んでしまいたい
闇に溶け込んでしまいたい