#デート

先輩から桜デート誘われた

これって恋が始まるのかな

沢山笑ってくれたこと

服も髪も可愛かったこと

カーディガンなの同じだったこと

ずっとノリ合ってて楽しかったこと

ハモりそうになったこと

白い内装を称え合ったこと

真剣に注文を悩んでたこと

髪を直す仕草が可愛かったこと

意外な好みを知ったこと

丁寧さが伝わってきたこと

沢山話してくれたこと

量が多くて休憩挟んだこと

駆け寄ってきてくれたこと

謎のクマもふもふしたこと

パンどろぼう読んだこと

君の左隣に座ったこと

余韻に浸ったこと

主題歌で盛り上がったこと

駅までがあっという間だったこと

ありがとうを沢山貰ったこと

ありがとうを沢山言えたこと

幾つも咲いた笑顔と言葉

恋の魔法は解けないまま

あんなに名残惜しいバイバイは初めて

手を振った瞬間から会いたいで溢れた

君がどんなに遠くにいても

心と心はいつもデート中。

迷った先輩を迎えに行ったこと

水色が似合ってたこと

似合ってるって言えたこと

ハーフアップ可愛かったこと

飲み物が行列だったこと

上映時間ギリセーフだったこと

告白シーンに笑っちゃったこと

エンディングを褒め合ったこと

パラオの国旗を称え合ったこと

メニューとにらめっこしたこと

青いケーキに感動したこと

色の三原色目指しかけたこと

謎のシロップに戸惑ったこと

ケーキ一口ずつ交換したこと

灰色の月を見たこと

神社の鳥居に感動したこと

ツーショ撮れたこと

丸い木に感動したこと

環境問題を神頼みしたこと

絵馬を応援したこと

おみくじが難解だったこと

緑ゾーンなの当ててくれたこと

お互いのMBTI褒め合ったこと

ドーナツ屋さん目指したこと

抹茶ラテ食べ歩いたこと

高校の頃の写真見せてもらったこと

次への繋げ方が不器用すぎたこと

空をかき混ぜた様な色を飲んだ

今日は彼氏とデートした。
今日は時間が過ぎるのが早く感じたな。

たべっ子どうぶつに、ねるねるねるね…

食品スーパーに必要な物はそろっていても

簡単に手に入る物では

彼らは納得しない。

彼らが重視するのは

「デートした」という特別感であって

デートの内容については

どうでもいいのだ。

楽しみにしていたはずの
デートから帰宅し、
化粧を落として
ねるねるねるねの袋を開けた。
すると私の目からは
キャンディチップではない
何かが、こぼれ落ちた。

2回目のデートで
ねるねるねるねを練りに行こうだなんて
随分と
お高くとまった
ものなのだ。

デートしたいな

今度は一回で終わらない続きのあるデート

色々話せて知って尊敬できて成長できる

そんな貴方に巡り逢いたいな

ゾンビ映画をデートに選んだのは間違いだった。

家でねるねるねるねを練っていたら、今頃あの人は、僕の隣にいたかもしれないのだ。

花見の話


「きれいだ」

カッコつけた訳でも
君を口説こうとした訳でもない

青空と桜と君
そんな特別な組み合わせに
思わず口に出てしまった

君がこっちを見上げる

もしかして聞かれた？
キザな奴なんて思われたくないな……

僕は視線を桜に向けて
「サクラ 綺麗だね」
そう誤魔化した


仕方がないんだ 今日の君はとびきり可愛いかった
いつもの制服とは違くて、ふわふわしてて見惚れてしまう


何が違うって聞かれても上手く説明出来ないけど
桜並木なんて二の次になる位は可愛いと思った

君と合流してからずっと
周りの男の視線が君に向いているのがわかる
彼女を品定めするような目で見るなよ
僕は情けないことに独占欲と嫉妬に駆られていた

今日、彼女は僕と一緒に居るんだ
邪魔なんてするなよ

そう威嚇するように僕は君のすぐ横を陣取った


君の手がコンコンッと当たる
無意識に左手に全神経が集中していく

手を繋ぎたい
でも……恋人でも無いのに
手なんて繋いだら引かれる……よな

でも僕の左手は繋ぎたくてソワソワしている

風が吹く度に君の甘く 柔らかい香りが鼻をくすぐる
目が会う度に舞い上がりそうな自分がいる
頭の中は手を繋ぐ事しか考えられなくなっていた

今の僕はきっと冷静じゃない


はっ……と我に返る
そういえば
さっきから君が下を向いている
どうしたんだろう……
何か嫌な事をしてしまったか？
わからない……笑って欲しい
どうしたらいいんだ

そう、何か話題を振らないと……

「来年も一緒にみようね」
焦ってしまって つい、本音が出てしまった

彼女は今日だけのつもりで来ていたらどうしよう
調子に乗って引かれてしまったらどうしよう


なんて、言った後に後悔した

でも 僕の予想とは裏腹に
君は困ったような困っていないような
そんな顔をしていた
かわいいな……

違う、そうじゃなくて

……でも不機嫌ではないらしい


君の顔色を伺いながら振り回されているのも
なんか悪くないな

僕にはこれが幸せなのかもしれない

こうやって君の事ばかり考える毎日がずっと続いていって欲しい

そう願って、君に微笑みかけた

ねるねるねるねの色は…
　　大人なら、知っているが…

買った時点で、ほぼ確定している。
だから、大人は　
色の変化に驚くふりはできても　
心から驚くことは　
もはや、できない。

だから私は、
マッチングアプリで　
「ねるねるねるねデートがしたい」
と書いている人間を　
信用しないのだ。