#一番近くて遠い君

どれだけ尽くしたって

友情ポイントにしか

追加されない恋だった

楽しかったこと幸せだったこと

全部夢だったらどうしよう

君の温かい言葉と優しい瞳に

私の明日はきっと守られていた

君からのおはようが無い朝は

何を理由に頑張ればいいの

思わせぶりな君からの

特別の言葉に弱くって

違いは見ないフリした

君が王冠を落としそうなら

割れる前に両手で守るから

無理に前を向かなくていい

責任なんて取ってくれない癖に

そんな優しい顔で笑わないでよ

手を握られ伝わる君の体温

その行動に意味が欲しいの

君が教えてくれた甘い幸せも

いつか涙の理由になりそうで

たまに抱えるのが辛くなるよ

君は覚えてないんだろうな

冗談でも私を口説いたこと

頷けば何か変わってたの？

自分で唱える大丈夫と

君がくれる大丈夫では

効き目が違いすぎたの

二人並んで笑う誰かを見て

あれが私達だったらなんて

不意に想像してしまうんだ

君がそばにいる当たり前を

想像できなくなる未来が怖いの

俯く君を力いっぱい抱きしめるから

どうか君を襲うもの全て潰れてくれよ

なんでもお見通しな君にさえ

私の恋心は見抜けないのかな