#人間失格

白く降り散らかす雪のように

心も白く無機質でありたかった

美しいと感じたものを、
そのまま美しく
表現しようと努力する甘さ、
おろかしさ。

不安でいけないんです。

こわくて、とても、だめなんです

（それは世間が、ゆるさない。）

（世間じゃない。
あなたが、ゆるさないのでしょう？）

（そんな事をすると、世間から
ひどいめに逢うぞ。）

（世間じゃない。
あなたでしょう？）

（いまに世間から葬られる。）

（世間じゃない。
葬るのは、あなたでしょう？）

『人間失格』太宰治

自分にとって、

｢世の中｣は、

やはり底知れず、

おそろしいところでした。

彼氏さんを

傷つけてしまった


ケガをさせてしまった

どうしよう


私、人間失格だ。

必死の抗議の声が起っても、

しかし、また、

いや自分が悪いのだと

すぐに思いかえしてしまうこの習癖。

何も無いのに

悲しくて不安で

泣きたいけど泣けない

ただ寂しい

人間のフリした化け物みたいって

毎日真剣に思ってるよ

女のひとは、死にました。
そうして、自分だけ助かりました。

惚れられるつらさ、愛せられる不安

恥の多い生涯を送っています。

ねぇ、ヒーローさん。
どうかボクを救ってください。
ボクはヒーローになりたいです。
でも、この世界には
退治するべき悪党がいないんです。
だから、ボクは毎日取引先の人にペコペコ頭を下げて、
自己肯定感を紙くずのようにされても
泣き寝入りしています。
ねぇ、ヒーローさん。
ボクを救ってください。

惚れられるつらさ、愛される不安

人間失格
私は働かない
働けない
生活は苦しくなる一方なのに
面接官の前に
座った瞬間
断ってしまおうと思った
スケジュール帳に
何も書き入れたくない
今日このごろ。

すべてをお断りして
私の心のシャッターが閉まった。