#償う

『雨恋.34』

忘れられない

想いが

まだ確かに

胸に残っている。

どんなに忘れようとしても

この胸の高鳴りだけは

消えてはくれなかった。

全部全部。

終わらせようと思ってた。

居場所を消して

この世界からも

消えようとした。

消えることで

貴方を傷つけた

罪を償う方法しか

あのときの私は

知らなかったから。

本当は伝える気なんて

なかった。

でも

想いが溢れだしてしまった。

気づいたら

涙と共に

愛の言葉が、

唇から滑り出していた

貴方への想いは

そっと宇宙に翔ばして


愛してる。

過ぎた時間は戻らない

だから「償う」なんて出来ない事なの

俺には幸せが掴めない

だったら何で償う

自分を責め

自分を傷付け

必死に謝る


そんな事しか出来ないのか……

何事も上手くいかないのは
他人のせいばかり押し付けてる自分自身ではないかと気づくことが大切だ。









皆は皆。自分は自分。
比べるな、成長しろ。

罪人になって
罪に押しつぶされ
そう呟く

思い返せる記憶と
あの日のフラッシュバック
消したい

いや消してはいけない

償うとは
そういうものだ

悪夢から覚める時だよ。

厄災は遂に去りて　

懐かしいあの日々に帰って来た

だから…

今日１日を全力で楽しもう