紫陽・2022-11-13
ポエム
叶わぬ願い
春を見せたかった人がいた。
貴方との思い出の中に飛び込んで
もう一度だけ
抱きしめてもらうことができたなら_
一人で流す涙
もうチャンスなんてないのに
勝手に期待してる私が
バカみたい
わたしを愛して
みんなみたいな
完璧な人間になりたい
「おはよう」「おやすみ」
と言い合える関係になりたい。
星の輝きは数知れないのに
太陽に選ばれたいなんて我儘ね
大人になって、
この雑踏の中から貴方を
見つけられたら、
ただの偶然なんかじゃなく、
運命だと信じてもいいですか
数年前に見た流れ星
家族でお出かけした帰りに親が気付いた。
"流れ星や!"
その言葉に私は車の窓越に空を見た。
確かに流れ星が流れてたね
家に帰った後、家で待ってた兄妹に自慢げに話した。
その後、外で空をずっと見上げてたね
流れる度に笑顔になってたなぁ
"何を願うん?"
そんな話を兄とした記憶が薄々と蘇る
もうあの時の兄は居ない。
そう、私達家族はもうバラバラ
家族皆で過ごしたクリスマスは2021年が最後になるなんて思ってなかった。
2022年でガラリと変わってしまった。
家族が家族じゃなくなる日。
そんな日なんて来て欲しくなかったな
もしも空に流れ星がまた流れるならば
私はきっとこう願う。
"また家族皆で笑って過ごせますように"って
叶わない願いだとしても__
辛い。
しんどい。
生きるの疲れた。
誰にも理解されない感情達。
負の感情しか湧かない。
死にたくて、消えたくて。
でもそんな簡単には叶わない。
もし、この美しき残酷な世界で君と2人きりになれたなら_
あの頃に戻りたい
そんなの願っても
叶わないのかぁ…
自分の気持ち言えばよかったなぁ
もう一度、
あなたの
まっすぐで、芯があって、
耳に飛び込んでくる
トランペットの音を聞きたい。
願わくはもう一度
君の腕の中で眠りたい
満天の星空
降るような星空
いつか一緒に見たいね
流れ星 見たことないんだ
君と見たい
他の誰でもない
君と一緒に見たかったよ