NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

#墓標新詩

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全174作品 ・



墓標新詩0153

『灼熱の太陽』

朝から灼熱の太陽に
照らされて射抜かれて

一日分の気力の
全てが消え失せる

子供の頃の
楽しかった夏は

きっともう
巡り来ない

未練すら
焼き尽くされて

感慨の欠片さえ
残らずに

そらんぢ堂・2025-08-05 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩【最終】

『風』

風になって
去ります

幾多の風と共に
去ります

誰かに何かを
伝えるでもなく

私はここを
去るのです

そらんぢ堂・2025-09-03 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人

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墓標新詩0156

『みんなひとりぼっち』

凪いだ海に
月が映る

ひとりぼっちで
寂しいと言わんばかりに

馬鹿を言うなよ
みんなひとりぼっちさ

お前だけじゃない
みんなひとりぼっちさ

太陽もこの風も
俺達人間が果てる時も

凪いだ海に
月が映る

納得いかない
表情で

そらんぢ堂・2025-08-06 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0135

『かごんま』

最近話題に
事欠かない

君が住む
鹿児島

想いを残した
南の地

トカラに霧島
そして桜島

心配ばかりで
有難くはないけど

火砕流下る霧島や
黒い噴煙上げる桜島

せわしなく画面を
切り替えつつも

泣き虫だった
君へと

想いを馳せてしまう
どうしたって

あれから
強くなったから

もう大丈夫だと
言った君は

きっと今も
悲しい顔してるんだ

空になれなかった
僕を許して

そらんぢ堂・2025-07-06 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0154

『無へと還る魂』

それは泡沫のように
弾けて散った

私より先に
無へと還った幾多の魂が

私と巡り会う事は
決してないけれど

今は安らぎにも似た
永遠に溶けて

思考さえ赦されない
理の中で

優しい眠りに
就いている

きっとそれこそが
唯一の慈悲なんだろう

そらんぢ堂・2025-08-06 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0149

『大丈夫』

大丈夫
君の足跡
僕の足跡

きっと
ちゃんと
残ってる

誰知らずとも
風すら残らなくとも
この場所に

だから
安心して
無に還れるよ

日記のような
君の証と

言葉遊びの
僕の戯れと

大丈夫
君の足跡
僕の足跡

きっと
ちゃんと
残ってる

そらんぢ堂・2025-08-02 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0159

『この星の欠片』

波によって
削られ運ばれる砂は
この星の欠片

だとするならば

土へと還った
先人達の
欠片でもあるのかも

小さな小さな
ひと粒達が

その魂の
記憶を閉じ込めて

悠久の時を超え
形を変えた愛しきもの

凪を迎えた
その一瞬には

どうぞゆっくり
語り合って欲しい

そらんぢ堂・2025-08-09 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0143

『居心地のいい場所』

今の僕にとっての
居心地のいい場所は
とても少なくて

だから大切に
守りたいけれど

反面では既に
その気力は消え失せて

多分最後の
居心地のいい場所が
消滅するその瞬間を

ただぼうっと
見送るんだろうと
容易く想像出来てしまう

そしてその時は
決して遠くはないのだと

そらんぢ堂・2025-07-23 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0164

『最期の言葉だけ』

明日を生きる
人の言葉は

もう
要らなくて

逝く者の
言葉だけ

集めて
包まれて

いつかの深淵に
揺蕩っていたい

最期の言葉が
一瞬だけ

最大限に
輝くのを

私は既に
知っているから

今はただ
見送って

そしてまた
あの場所へ

そう
遠くないうちに

私が行った
あの場所に

そらんぢ堂・2025-08-26 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0157

『眠れずに迎えた朝』

眠れずに
迎えた朝は

どうしていつも
同じ景色なんだろう

回らない頭
吐き出す煙

梨と薄荷の
フレーバー

早起きの
鳥の声

東京に向かう
長い列車には

既に結構な
人の影

憂鬱さだけが
支配して

爽やかさを忘れた
朝の空気に漂う

虚しい今日が
また始まる

そらんぢ堂・2025-08-08 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0152

『薄荷と林檎』

夕暮れになって
ようやく出てきた蝉が

けたたましく
鳴いている

明日はこの街も
40℃の予報

窓から流れゆく
私が吐いた水蒸気の煙

薄荷と林檎の
フレーバーほのかに

相変わらず
何も刻めなかった

今日を振り返りもせず
家路を急ぐ人々を乗せた

長い長い列車を
ただぼうっと見送った

そらんぢ堂・2025-08-04 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0137

『誰かの夢の中』

小糠雨
真夜中

濃密な
雨の微粒子

街明かりが
青い世界を作る

季節さえ
見失う

此処はきっと
誰かの夢の中

私は生かされている
その中で

私は生きている
その中でのみ

そらんぢ堂・2025-07-16 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人 #病み期



墓標新詩0151

『また一つ』

誕生月が来た

また一つ
歳をとる

意味が見出だせない
そんなままの加齢

多分いつまで経っても
迷い道のまま

それでも

おめでとう
なのだろうか

分からないけれど
おめでとう

病を押して
頑張るあの人に

もう歳をとれない
星になったあの子に

そして生かされ続ける
黄泉帰りの私に

そらんぢ堂・2025-08-03 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0155

『裏切りの予報』

今から1時間ほど前に
スマホに届いた豪雨予報

たちまち黒い雲が
湧き出して

雷鳴が少し遠くから
響き始めた

今か今かと
待ちわびるも

気付けば
我が家の周りだけ

見事にかわして
通り過ぎた嵐

暑さ負けの
頭痛だけ残した

裏切りの
豪雨予報

吐き出す煙草の煙も
どこか所在無さげ

もうすぐ友達の
夜が降りてくる

けれど止まない
憂鬱が

空調の風に乗り
渦をまく

そらんぢ堂・2025-08-06 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人



墓標新詩0139

『何故に哭く』

風が鳴き
夜が泣き
海も哭く

何かが動くのか
何かが変わるのか

巷は
お祭り騒ぎの
結果に釘付け

だのに何故
君は哭く

だのに何故
我の心は泣く

分かってるさ
判ってる

我らの道程は
何も変わらない事

ほんのこれっぽっちも
変わらない事

君が哭き
あの人も哭き

私は俯瞰で
それを眺めて

そしてやはり
泣いて哭くの

そらんぢ堂・2025-07-20 #詩 #新作 #墓標 #墓標新詩 #アーカイブ #そらんぢ堂 #そらんぢ #元空を仰ぐ人

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