#夏恋

「泳げないんだ」と理由をつけて

二人でビーチに居たかった夏。

記憶の煌めきは水飛沫の様

袖が乾くころ笑えてますか

燃えるよな
とろけるような
恋に落ち
夏の暑さと
狂おしい君

貴方を振り向かせる為の準備

夏休みの、私の恋の自由研究

恋の純度を上げるみたいに

君は清夏を見つめて泣いていた

花火が咲くあの一瞬に

想い出全部を詰め込んで、

真っ暗の夜空に散ってしまえ。


火薬の香りだけ残ってしまえば、

私の涙も見えないでしょう。

夏に焦がれたこの恋は

まるでビターなチョコ

大人でも子供でもない

夏の日に溶ける青い春

ギラギラと照り付ける太陽みたいに

僕は明るいキミに恋をしたみたいだ

花火の様に心の変化が起きてるんだ

恋心抱く君はいつも携帯扇風機を持参する

お揃いにしたくて夏の教室で真似してみるの

君を目前にすると頬が紅く染まり風も生温い

あと何個

心一杯になった好きを抱えれば

貴方に届きますか？

夕映えに染まる愛のプロローグ

ふたりのエピローグは罅割れたビイドロ

明日は明日の風が吹くって

明日の風は私を掬ってくれますか？

私が迷ったふたつの味を

シェアしてくれる君が好きだよ。

蹴散らした水滴一粒に込めた希望

水平線に溶ける赤は夏恋の寿命

あなたに恋をした季節です
ようやっと、1年が経ちそうです