#天国なんてなくても

君と再会した夜



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桜の花弁が舞い落ちる中で

目の前の大きな木を見上げた

フィルターがかかったような

柔らかな光が全身を包み込み

蝶々が優しく迎え入れるように

私の周りをひらひらと揺れた



目が覚めて想像してしまった

もしも君が眠っている場所が

あんなに美しく色鮮やかな世界なら


この世界で生きる私のように

苦しみのない穏やかな世界で君も

私の話をしてくれていたなら

全て忘れるほど楽しんでいたなら


私と同じように孤独に耐えて

今も私を想い続けてくれていたなら