フラム・2024-03-10
愛おしい人よ
卒業
私の大好き
もう少し
君といたい
また冗談を言い合いたい
数少ない
自分の本音をさらけだせる相手
笑って
泣いて
意地悪し合って
なんだかんだで
尊重しあっているこの関係が
まるで春の陽気のように心地よい
そういえばもうすぐやってくる
優しい顔して私たちを引き離す
酷く暖かくて残酷な春よ
嗚呼、どうしても不可能だろうか
この関係もいつかは忘れるって
時間という薬が
月日の流れにのって溶けていき
また
私にも君にも青い春がやってくる
もしまた数年後あったら
私をまた好きになって、
忘れられると思っていました。
旅立ちの日が近づいてくるにつれ
君の声、匂い、つった目と
私だけに向ける笑顔や意地悪な声も
全部が
愛おしくてたまらないのでしょうね
なぜなら
君のいない場所でも
君の面影を感じるのです、
意地悪で聡明な君からする
甘くて優しい匂いを
君のいない場所で感じると
淋しくてしかたない
他の人の隣で笑っていても
君の隣ほどの
安心感と心地よさには適わない
残り少ない日数のなか
君のなかで忘れられない人になれるよう
濃く強く
君に
愛の痕跡をつけようとするばかりで、
愛おしい人よ僕だけにコーヒーを淹れて
貴方の隣を歩けて幸せでした。
旅立ちの日を迎えて。
春、桜はまだ咲かぬが私達の努力は
無事花開いた今日
私達はずっと共に居た仲間と
違う道を歩み始める
初めてみたあの子の涙
美しい梅のように真っ赤になった
みんなの瞳は
あっという間に迎えた最後を捉えた
本当にあっという間でした
無情にも過ぎていく時間は
私達の繋いだ手を離していく
溶け込んだみんなの涙を
私は忘れないだろうな
恨んでも恨みきれなかった人も
いつの間にか愛おしくなって
ながいハグを交わした
嗚呼、貴方も師のまえに
私と同じ人間で、
温かな背中と貴方の愛情を忘れない
幕が降りて、離れ離れになっていく
みんなの分岐地点は私は知れないけれど
信じてる、幸せになれること
数年後、また一緒に他愛のない話で
笑い合おうね。
結局誰よりも大切な人が私の中で
頭をよぎってる
信じられない
もう軽々とは会えないって
きっとこれから、痛いほど感じていく
貴方の笑顔がみれないこと
貴方の声が聞けないこと
大好きでした、そしてこれからも
ずっと特別
一生分愛した人よ
今日隣を歩けて幸せでした
貴方の道が幸せで溢れていますように
できれば、将来
貴方の隣をまた歩けていたらなって
そんなまた
夢のような絵空事を
胸の奥に閉まった。
このままでいよう、
君が数年後会った時
私の身も心も美しいと思えるように
輝く君の未来を
ただ一心に思い浮かべた
易々と浮かんでくる
笑顔の君
その周りにはたくさんの人達
結ばれた沢山の縁の束に包まれて
君は幸せそうだ
本当に愛していたから
誰よりも
君の幸福を願ってる