ページをめくるたび、君がいる。
笑った横顔も、
すねた声も、
最後に見た背中も。
忘れられないのは、
忘れたくないからだと思っていた。
でも違った。
きっと私は、
終わらせる勇気がなかっただけ。
記憶の中にあるすべての君を
栞にできたなら、
物語はちゃんと次へ進むのかな。
閉じたままのページに
指を挟んで、痛みごと抱えている。
春は来るのに、君はいない。
それでも、
散らずに残った想いを
そっと挟んで、
栞みたいに胸にしまえたら。
きっと私は、
次の頁をめくれる。
春を栞にして。
君を、過去にするためじゃなく、
ちゃんと愛した証として。
凪姫(タグワングランプリ参加中)・22時間前 #春を栞にして #タグお借りしました #散らない栞 #君を挟んで #どんな未来が待とうとも #失恋 #別れ #切ない