晴空・2021-02-03
晴空の詩
密かに寄せる想い
今もまだ想ってたいよ。
もう亡くなってしまったけど
それでもまだ忘れたくないよ。
君のためだけに咲く花になりたい
一瞬でも
生まれてきてよかったって
思いたいんだ。
「優しい人になりなよ」
そう君に残された日から
私は優しい人を模倣して
心が砕けて失敗して嫌われて
優しい人ってなんだろうね。
自分がなにを思ってるかなんて
本当は誰だってわかってんだよ。
今 こ
日 の
も 広
私 く
は 青
生 い
き 空
る の
下
大丈夫。
幸せになるつもりなんてないから。
君はよく死ぬことを
夜に例えて詠うから
君の詩聴くと心に穴が空くのよ。
生きることが虚しいって
感じるようになったのはいつからか。
どうでもいいって思うようになったのは
いつからなのか。
「始まりは
偽善みたいなもんだったとしても
その行動を必要だとしてる誰かがいる。」
「その行為の本心がどうだとか、
そこは関係ない。」
「何の手を差し伸べてもらえないより、
ずっといい。」
「そういう相手に届いて、
きちんと受け止めてもらえたなら
その瞬間、
それは本物の善意になる。」
心が壊れたって
無くなったって構わないから
もう一度あの世界に戻して
いいの。
あなたがそばにいなくたって
あなたの思い出さえあれば
私は大丈夫。
不謹慎な言葉を言うと
周りに怒られるから
ここで呟くよ、
早く死にたいよ
大丈夫って言葉は
いつだって残酷だ。
君を好きだった
あの頃の気持ちを思い出せない
でも確かに
あの頃は君しか見えなかった。
君しか要らなかった。
幸せになれる理由を探している
カフェに行って
お気に入りの飲み物を注文する
スマホを出してイヤホンを挿す
外の景色を眺めると
雲がいつもより早く動いている気がする
自転車に乗った子供が通り過ぎる
楽しそうだった
懐かしかった
冷たかった飲み物も
いつのまにか緩くなっている
味が薄くなっている
猫も通り過ぎて烏が鳴いている
もう夜かと思う
そんな幸せを探している