今年も残り1日
貴方と
過ごせた日々が
続く幸せ
来年も変わることなく
桜餅(名前替えたよ)詳細はひと言にて・2022-12-30 #来年も一緒に
【来年も一緒に】
「うっわわ、かっこい…」
思わず、君へ感嘆の声をあげる。
新年、初めて見る彼。着物姿。
私の頑固たる希望で、毎年恒例の初詣は異例の服装での参加になった。
和服に君の黒髪は似合いすぎる。新年早々、君は神々しい。もしや、神様か何かなのか。そうに違いない。
「いつまで見てんの」
少し恥ずかしそうに君は私の頬を抓る。
「ひみが、はっほよふぎへ!」
「え?」
聞き取れない、と言いたげにキョトンとしている君。
あなたがつまんでいる頬のせいで、上手く喋れないんですよ。
「だから!君がカッコよすぎて!」
君の長い指を自分の頬から引き剥がしながら、私は言った。
君を見ていた私は悪くない。どちらかといえば、カッコよすぎる君が悪いのだ。
存分に照れたあと、君は微笑む。
「存分に見ておきなよ。これで、見納めだから」
悪戯っぽく言い放つ。
小銭を入れて、全身全霊を込めて手を合わせる。小銭なんかでは足りない気がして、お札の束を入れようとしたら、君に止められた。
そうでもしないとこんな空を掴む様なお願い事、神様は聞いてはくれないだろうな。
これだけは、絶対に叶えて貰わなければ困るのに。
ただ望むだけじゃない。対価もきっちり払うつもりだ。
だから、頼むよ、神様。
念を押しても押し足りなかったけど「後がつっかえるから」と、これも君に止められた。
「初詣ってね、願いを叶えて貰う場じゃなくて今年も頑張って生きるから、無事に過ごせるように見守っててね、神様。ってする所なんだよ」
なんともまぁ君らしい説明を聞きながら、私は大人しく頭を撫でられていた。
「そういう君は、何をお願いしたのさ」
少し口を尖らせながら聞くと、君は少し寂しそうに笑うだけだった。
「私ね、君が困っちゃうほど君が好きだよ」
拝啓 神様
私の寿命と、彼の病を
彼には内緒で取っ替えて。
敬具
琉・2021-03-13 #来年も一緒に #星巡り #おかしい… #お正月はどこにいったんだ… #好きな人 #甘えさせてよ #小説 #拝啓、神様