灰狼・2018-10-23
足元
暗闇ばかり見てきた目には
青空や太陽は眩しすぎるから
星明かりくらいがちょうどいい
ぬくもりなんてないけれど
足元さえ見えないけれど
確かに輝くそれを見つめて
足元にある
ほんの小さな幸せ
僕が間違った道を進まぬように、と
いつも誰かが、
僕の足元を灯りで照らしてくれる
ありがとう。
貴方のおかげで、幸せだ
足元ばかり見ると
空の光は見えないし
青空ばかり見ると
足元の暗さなんて分からない
目が合うと嬉しすぎて
いつも
すぐに逸らしてしまう
だから
君の足元ばかりが
私の思い出
ほら足元を見てごらん
それがあなたの歩む道
哀に酔って
愛に甘えて
僕らの足元は
未だ綺麗なままだ
過去に夢見て何が悪い
明日に希望を抱けなくて
転ばないように
足元ばかり必死で何処が惨めか
上へ 上へと 促される
もっと もっとと 煽られる
大事に していた ものたちを
足元に 置き去りに したまま
失くしたもの と 勘違い したまま
ねぇ
足元を見てごらん
これが貴女が歩む道
ねぇ
前を見てごらん
あれが貴女の未来
足元だけ見てたら
物や壁にぶつかっちゃうよ。
だから
前向いて。
前向いたら色んなもの見えるようになるから。
前向いて
余計な壁や障害物はよけちゃえ。
そしたら
ちょっとは前より楽になれるよ。
揺らめく心に
フィルターかけて
おぼつかない足取り
何度もぶつかる
海を見つめても
波間に漂う心
夢と今が乖離して
また何かを期待して
足元が見えなくて
かほ
ヘッダーの投稿、
50人もの方が好き!を
つけて下さいました。
ありがとうございます。
足元にあるからこそ
気づかない。
けれど、少し手を伸ばせば
手に入れられる。
そんな日々の幸せを
大切に生きて行ければなと思います。
ネオンは夏の夜空を焦がす
三日月は傾いて君にウィンク
足元を優しく照らし出し
薄明かりの中を彼みたいに
手を繋いで導いてくれる
危なっかしい帰り道を
自宅まで見届けて
背中が見えなくなるまで
手を振り続け
足元を見てみて?
夢や希望たくさんのものが
転がっているから。