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#遥かなあなたへ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全274作品・

函館は
桜が終わって
もう新緑の季節でしょうか

遠い北の大地に
斃れたあのひとへ
どうかこの想いを伝えて…と

風光る五月の空に
届かぬ願いをかけるのです









旧暦5月11日は、土方さんの忌日です。

千華・2022-05-11
新選組
土方歳三
遥かなあなたへ
墓碑銘
🆙

花散らしの風が
どれほど強く吹こうとも、
そしてその嵐に
すべての花弁が散り果てようとも。

次の春、桜はまた咲く。

たとえこの命が消えても、
お前の中で俺は生き続けるのだろう。

今宵。
俺の生きた証を、
お前の心に、体に、刻み付けて――。

俺は逝こう。






「花散らし/土方歳三」より

千華・2022-05-04
新選組
土方歳三
創作文
遥かなあなたへ
🆙

時間も
空間も超えて

この空は
あなたに繋がっている

千華・2022-01-10
空を見上げて
もしも奇跡が起こるなら
遥かなあなたへ
平助くんと私の六十日間

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に274作品あります

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今日はゴミゼロの日

そして
沖田総司サマのご命日です

私にとって
とても大切な日

千華・2022-05-30
新選組
沖田総司
遥かなあなたへ
墓碑銘

今日は空が白く霞んでいる
黄砂が飛んでいるらしい

遥か遠く
中国の黄土大地からやってきた黄砂

あのひとも見たのだろうか
その手に触れたのだろうか

そう思うと
何だか懐かしくいとおしい
…わけもなく🤭

やっぱり黄砂は厄介者だ

千華・2022-03-17
その日ぐらし
そんな日もある
遥かなあなたへ

早いもので
今日で4月も終わり

ちなみに今日4月30日(旧暦)は
源義経の命日だそうです

桜が終わり
新緑が輝く季節…

また
色々ともの思う
5月がやってくるのですね

千華・2022-04-30
遥かなあなたへ
めぐりゆく季節の中で

準備OK
これからあなたの所へ跳ぶわ

待ってて
今すぐ行くから






絶対に助ける
私の手で運命を変えてみせる

後悔なんてしない

千華・2021-10-09
SFっぽい
タイムスリップ
遥かなあなたへ
言ってみたい
もしも奇跡が起こるなら


◆ずっとあなたが好きでした◆



ええ。
この頃あらためて思うんです。
どうしてこんなにあなたのことを好きになったんだろう?って。
最初はなんでもない出会いだったのに、いつからこんなにも心臓をわしづかみにされてしまったんだろう?って。
何がきっかけだったのかしら。

​――その姿、胡蝶の可憐な美しさにも似たる若い一将(吉川英治)
​――異常といえるほど眉目秀麗で、女人のように肌が白かった(柴田錬三郎)

あなたを描いた表現はとても印象的で、たぶんこの頃から私は恋に落ちていたのです。
けれども、あの頃のあなたは少々地味で、今ほど世間に知られていたわけではありませんでした。

だから私は、それからずいぶん経ってようやく手にしたパソコンで、毎晩あなたのことを検索してはひとりよがりな妄想に胸を焦がしていました。
​そうしてたどり着いたいくつかのサイト。
小説。詩。イラスト。
​そこで知り合った同じ趣味を持つ人たちとの交流は本当に楽しくて、あなたのことを語り合い、想いの丈をぶつけ合いするうちに、妄想はどんどんふくらみ、あなたへの想いもどんどん大きく深くなっていったのです。

本当のあなたがどんな人だったのか、わかりません。
もしかしたら、もっと傲慢で独善的な鼻持ちならないヤツだったのかもしれないけれど…。
でも、そんなことは今は考えない。考える必要ないもの。
​ずっと長い年月をかけて、私の中ではぐくんできたあなた。それこそが私にとって唯一無二の真実なのだから。
​歴史を探求する者としては失格ですね。
でも、私は歴史学者じゃないし。ただの妄想物書きだったら、これくらいのわがままは許してもらえるかな。

もう40年以上も前から、ずっとあなたが好き。
​今も、きっとこれからも。
一生あなたを追い続けるでしょう。
姜維伯約さま。
遥か遠いあなたへ。




千華・2022-08-27
歴史語り
三国志
姜維
遥かなあなたへ
記憶のカケラ拾い集めて
万年妄想乙女


どうしてあなたは
そんなに軽々と
動乱の渦を渡っていけるの

どうしてあなたは
そんなにも強い意志で
混迷の大地に立っていられるの

あなたの撒いた種が
やがて蜀という花を咲かせ
男たちの夢とともに潰えるまで

歴史の上に遺した物語が
たとえ僅かな爪痕であっても
私は忘れない
偉大なあなたの伝説を



※旧暦4月24日は劉備の忌日です

そして今年は、劉備が亡くなってから1800年目にあたるそうです。
劉備って最初に吉川三国志読んだ時は、戦っては負けてばかりで運と仁徳だけで生きてきた人っていうイメージしかなかったのだけど、その後色々読んだり見たりして、一周回ってなんてすごい人なんだ!と思うようになりました。
関羽や張飛、趙雲、孔明などが命をかけて仕えた人。劉備でなければ使いこなせなかった人たちも。
損得を超えて人を惹きつける、そんな魅力に溢れた人だったのでしょうね。



千華・2023-04-25
三国志
劉備
遥かなあなたへ
歴史語り
墓碑銘
🆙

今年もこの日
ごみゼロの日

ふふっ
それってボクにふさわしいですか?

そう言って
微かに笑うアナタの横顔

そうだね
アナタらしい
爽やかな日だと思うよ

今年は残念ながら
梅雨入りで雨の一日だったけど…

5月30日は
沖田総司サマの忌日です

千華・2023-05-30
沖田総司
新選組
遥かなあなたへ
墓碑銘
🆙

ほら

翼を広げて

あなたの魂が

空に舞い上がっていくよう

今も手を伸ばせば

あなたに届きそうで

それでもいつか

夢は弾けて消えていく

ただ空の蒼さが眩しすぎて




※旧暦11月18日は藤堂平助の忌日です

千華・2022-11-18
新選組
藤堂平助
遥かなあなたへ
墓碑銘


◇◆ 優しい午後 ◆◇
-諸葛亮、徐庶、桂華-



あの頃
ぼくたちの世界は輝いていたね。

きみがいて ぼくがいて
そして彼女がいて。

二人とひとり。
それぞれが それぞれを支えあい
手をつなぎ
三角形は 世界で一番美しい形だった。

きみと彼女が
時折かわす意味ありげな微笑に
ぼくは ほんの少しだけ
居心地の悪さを感じたりしたけれど

それでも
三人で同じ空を見上げていられる
それだけで幸せだった。


突然―。
きみは そんな世界に終止符を打った。

なぜ?

ぼくを 彼女を 捨てていくのか?
残される者たちの やり場のない思いを
どうしろと言うんだ きみは。

壊れた三角形は 元には戻らない。
つないだ手は ばらばらになり
支えあっていた心は 無残に砕け散る。

たとえそれが
やむを得ない選択だったとしても
やっぱりぼくは きみを許せないよ。

彼女を、桂華を幸せにするのは
きみにしかできないだろう?
ぼくじゃダメなんだ!


空はこんなに青いのに
太陽は あの日と同じように
明るく大地を照らしているのに

ぼくらはもう
美しい三角形じゃない。

ねえ、泣かないで。
お願いだよ…。

これからは
ぼくがあなたを支えるから。
きっと きっと 幸せにするから。

優しい午後の風が
ぼくと彼女の背中をなぜていく。

元直のいない午後―。





***


すみません…突然、訳の分からない詩で。
ここに出てくる三人は、実は拙宅のオリジナル小説設定の諸葛亮(孔明)と桂華(孔明の妻)、徐庶(元直)です。
孔明と徐庶は同門の親友、そして桂華はもともと徐庶の恋人だった、という設定です。

男二人に女ひとり。若い頃にはありがちな、ちょっとあやういバランスの上に成り立つ友情。
一歩間違えば、泥沼の三角関係!みたいな(笑)。
結局、徐庶が曹操の元に奔ったために、桂華は捨てられた、という格好になってしまいます。そんな彼女に求婚したのが、孔明だったというわけ。

わざと言葉遣いなんかも現代風にしてみたのですが、ちょっと青っぽい孔明さんも、なかなかによいかも。…なんて、手前味噌ですね。
すでに、三国志の世界じゃないけど(汗)。

千華・2022-06-10
昔の詩
三国志
諸葛孔明
遥かなあなたへ
再掲


「夢のしずく」
 

晴れ上がった空に ひとひらの雲
それは あなたの夢の欠片―


何の憂いもないほどに
高く 遠く 澄み渡った五月の空

視界いっぱいの蒼の中
あざやかに存在を主張する純白の雲

ただまぶしく すがすがしく


思い出はいつも浄化されて
綺麗なものしか残らないから

過ぎ去った夢は
きっと 宝石のように儚く美しい

あなたの苦悩も 悲嘆も 慙愧も
すべては 五月の空の蒼に溶け込んで…

やさしい風が 吹きぬけてゆくだけ


その時
空からふいに
ぽつり、と 手のひらに落ちてきたもの

雨なんて降っていないのに?

見上げればそこには ただ
目の覚めるような蒼が 広がっているだけ


それは
こぼれ落ちた夢のしずくだったろうか

今も中空にただよう
あなたの思いの残り香のように―



◆◇◆

毎年五月は、もの思う季節です。
土方歳三の命日(5月11日)、沖田総司の命日(5月30日)―。
青く澄み渡った五月晴れの空を見ていると、ただそれだけで胸が痛くなってしまいます。
空が青い、風が光っている、空気が澄み切っている…。そんなことさえも、何ともいえず切なくて、悲しくて。
植物が芽吹き、世界が動き始めるこの季節に、彼らは逝ってしまったんだなあ、って。
訳もなくおセンチになってしまうんですね。
また、新しい五月がやってきます。

千華・2023-04-30
新選組
土方歳三
沖田総司
遥かなあなたへ
再掲


「今日という日を」





「土方さん、今日は何の日だか知ってます?」
壬生屯所の土方歳三の部屋に、にこにこしながら入ってきたのは沖田総司だ。両手に大きな紙包みを持っている。
藪から棒になんだ、と土方は顔を上げた。
「今日? 端午の節句だろ?」
「ふうん……。ご存じなんですね」
文久三年五月五日。
彼らが京に上って、初めて迎える端午の節句だった。
新選組が屯所を構える八木家の庭には、鯉のぼりが翩翻とひるがえっている。
すでに季節は夏である。

「何が言いたい?」
土方がにらむと、沖田は首をすくめた。
「別に」
この若者は、暇ができるとこうして土方をからかいにくるのだ。
一日中、苦虫を噛み潰したような顔でにらみをきかせている土方を、見ているだけで楽しくてたまらないらしい。
土方の横に座った沖田は、持っていた紙包みを開いた。
「八木さんの奥さんに柏餅もらったんだ。土方さんもひとつどうですか」
「いらん」
「すごくおいしいですよ。土方さん、見かけによらず甘いもの好きでしょう?」
沖田がくつくつと喉をならす。獲物にじゃれる猫のようにうれしそうだ。
「いらんといったら、いらん」
土方の顔がますます渋くなる。それを見て、沖田はますますうれしそうな笑顔をみせた。

「じゃあ、こっちはどうです?」
「今度はちまきか」
土方は、やれやれと大きなため息をついた。
「ただのちまきじゃないんですよ。京でも有名な店のちまきだそうです」
「総司」
「はい?」
「何でそんなに俺に菓子を食わせたがるんだ?」
いつからこいつは菓子屋の回し者になりやがったんだ、と苦々しい思いで沖田をにらんでみたが、相変わらず何食わぬ顔で笑っている。
その顔で言った。
「だって、今日は土方さんのお誕生日じゃないですか」
「は? 誰の誕生日だって?」
土方は、一瞬、ぽかんと口を開けた。

――そんなもの、忘れてた。

坪庭に植えられた南天の葉が、さやさやと五月の風にそよぐ。
エゲレスではね、と沖田はうれしそうに言葉を続けた。
「誕生日には『ばあすでいけえき』とかいうお菓子を食べて、みんなでお祝いするんだそうですよ。残念ながら、ばあすでいけえきは用意できなかったんで、せめて柏餅でもどうかなって」
「馬鹿馬鹿しい。そんな与太話、誰に吹き込まれたんだ?」
「いやだなあ、土方さん。人の好意は黙って受けるもんですよ。せっかくお祝いしてあげようと思ったのに」
口をとがらせて、沖田が出ていった後には、紙に包まれた柏餅とちまきが残されていた。

「ふん。総司のやつ、余計なお世話だ」
口ではぶつぶつ言いながら、柏餅をひとつほおばってみる。
沖田の言うとおり、甘いものは嫌いではない。ただ、副長としての体面もあって、京に来てからは求めて食べようとはしなかった。
(……うめえ)
甘すぎず、しつこすぎず。しっかりしているのか、ぼんやりしているのか分からない。
沖田のような味だ、と土方は思った。

◇◆◇

明治二年五月五日。
その年の端午の節句を、土方は箱館で迎えた。
誕生日などというものにとりたてて感慨もなかったが、あれ以来、なぜかその日になると、沖田総司の笑顔と柏餅の味が思い出される。
(妙なものだ)
五稜郭の自室で書類に目を通していたとき。久しぶりに甘いものが恋しくなって、土方はひとり苦笑した。

「土方先生」
「島田くんか。入りたまえ」
ドアを開けて入ってきたのは、京都以来の新選組幹部 島田魁だった。
「どうしたんだ、それは?」
土方が驚いたのも無理はない。島田は大きな盆に山盛りの柏餅を載せて持っていたのだ。
「はあ。実は、鴻池の支配人に言付かりまして」
「鴻池の?」
「直接会ってお渡しになられたら、とお勧めしたのですが、店の方が忙しいらしくすぐにお帰りになりました。一緒に土方先生へのお手紙を預かっています」

鴻池屋は、京都時代から新選組とは昵懇である。箱館支店の支配人を務める友次郎とは、土方が江戸に戻ったときから面識があり、箱館に来てからも何くれとなく便宜を図ってくれていた。
その手紙には。
「江戸で沖田先生をお見舞いしたとき、土方様の誕生日が端午の節句の日であるとうかがいました。その日には、土方様に好物の柏餅を差し上げてくれるように、と沖田先生から申し付かっておりました。
今、箱館には官軍の手が迫り、なかなか調達することが難しかったのですが、ようやくご用意できましたのでお届けさせていただきます。どうぞ皆様でお召し上がりくださいますように」

――総司か。

(あの野郎。自分が死んだ後まで、おせっかいを焼いていきやがった)
土方は、声をたてて笑った。
島田があっけにとられて見つめている。
「島田くん。これをみんなに分けてやってくれ。俺も食う」
「はあ……」
柏の葉ごと食べた。
甘くて、少ししょっぱい。
「うまい」
やはり、沖田のような味だ、と土方は思った。





―了 (初出 2011/5/5)

千華・2022-05-04
新選組
土方歳三
沖田総司
創作文
遥かなあなたへ

病むひとの

肩に重たき

小夜時雨

名残の秋に

命燃やして

千華・2021-11-07
新選組
沖田総司
掌上の雪
遥かなあなたへ
短歌かな?

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