#陽だまりに集う人

秋だけど、爽やかなレモンスカッシュがうまい
少しキツめの炭酸が喉を刺激する
心地よい刺激は「生きてる」を実感できる










友だちがスマホ片手に道案内をしてくれる
私はそれに従って歩く
大通りを避け、裏道を行く
くねくねと右へ左へ方向を変えて進む
たぶん距離は長くなってるよね？違う？
「スペインへの道は必ず繋がっている
スペインは1本道にあらず」なんて友だちに言われて
私も騙されて、また従う
ふたりして可笑しくなって、笑い転げる、また歩き続ける

小さな自動車修理工場の前の自販機で立ち止まる
持っていた水筒の麦茶より、炭酸を求めていた喉に導かれた
「あぁ秋だね、こんなに歩いたのに汗が心地よいよ」
友だちの言葉にいちいち関心して頷く、そんな秋



18,000歩の努力はパエリアをより一層うまいものに変えてくれました
ベスコングルメに憧れてやってみた秋の休日

雨垂れぽったん、ぽったんたん
次々並んでぽったんたん
ぽったんころころどこへ行く


ー今日はそんな気分のそんな日ですー

日暮れが早くなる10月は
帰宅途中に月を見る機会が多くなる
私は電車から見る月が好きだ
最寄り駅を出で見上げる月も好きだ
部屋のカーテンを閉める時に見る月も好きだ
とにかくあの輝く月に魅せられている
パジャマを半袖から長袖に替えた夜

名もない在来線の一両車の電車が
一丁前にカンコンと踏み切りを鳴らして
私を通せんぼしてくる
そして、悠々と目の前を横切る

山の向こうから朝日が差し込み電車を照らす
きれいに磨かれた車窓のガラスが反射して輝く
ちょっとだけ神々しく見える

そういえば、この町には神様が8人いるらしい
知ってると思うけど、神様は普通は「七福神」なの
だけど、この町には8人いて
その8番目の神様を乗せているかのようだった

1時間に1本の一両車は堂々としている
車を止め、トラックやバスも止め、今私をも止めて注目させる

この町の人にとっては変哲のない風景、日常なのに
私には神々しく見える



この感覚、これが映画の中にいるという事です

帰り道はもう真っ暗な夜になっていて
重たかった１本買いの大根も
今はお鍋でコトコト煮えている
味が染み込むまでお風呂に入ろう
そして、アジの干物とほうれん草のお味噌汁、蓮根のきんぴらで
ゆっくり晩酌ご飯と洒落込もう

食べることは幸せです
あなたもお腹いっぱい食べてください

ヨガの時間に何とか間に合った
余裕のない時もヨガは優先的にやりたいと思ってる

6月は気持ち的にも落ち込みやすい時期らしい
だから、ヨガをして整える

先生の話にいちいち納得してみる
これも受け身を作る為の大切な儀式

私は盲目的になれるものが好きらしい

ヨガは身体との対話
チャクラを宇宙に開くのだ


と、反り腰の私がいっぱしに何を言うのか笑笑

気持ちいい呼吸がこの世のすべてです

朝、窓を開けると冷んやりとした空気が部屋に入ってきた
雨は止んだのに雨の匂いはまだ残ってる

あゝこの街の人たちが起き始めたよ
生活音があちこちで聞こえてくる

窓を開けてよかったね
5月らしい空気を見つけたよ

顔も洗っていないのに肌が潤う感じ
この湿気は梅雨が近いと教えてくれてる
地球が公転しているのを少し感じられた

それにね、今朝は自転しているのも感じられたんだ
明け方、大きな音が空気を伝ってきた
あれはきっと、
寝ぼけ眼の地球が洗面所のドアにぶつかった音だよ笑笑

何も予定のない極々ありふれた日
そんな1日の始まりです





愚かな人間はここにもいますよ

今日、私は朝から海にいる
少し波は高い、ざぶんざふんと繰り返されている

その波の音の中にいると
私は胎児になった気になる

ざふんさぶんには癒しの玉があってね
つま先から頭のてっぺんまで、癒しの玉が詰められていく
安心でパンパンにされる
安心安全の飽和状態

なのに飽和状態になったら急に恐怖がわいてきて
波にのまれたらどうしようと心配になった

忙しい私の心持ちよ
波打ち際から少し遠のいて水平線を眺めることにした

ほぼ180度角の水平線を何度も往復して見る
白い点は船？大型のフェリーだろうか
今日一日で視力がかなり良くなった気がする

波打ち際の動画30秒を撮って、友だちに送る
けっして嫌味ではなく、癒しのひとつとして送る

誰かと共有したいのだ
この自然の豊かさと畏怖の念を君に伝えたいのだ