「青い目の黒猫」のポエム集(39件)＊切ない気持ちのあなたへ＊NOTE15

漱石の性格をひと言で表すとしたら、
マネージャーだね。
ネコとは思えないほど気が利いている。
言ってほしい言葉をタイミングも良く言ってくれる。

初めて会話した時もそうだった。

「ボクは何処にも行かないよ、だからぐっすり眠るんだよ」って。

漱石を机に置いて寝ようとしていたんだけど、目が合った気がして寝れなかった。
10分くらい睨み合った、もとい見つめ合った後の言葉がこれだった。

それから、漱石は私のそばに来て、布団を掛けて、寝かしつけを始めた。

布団を掛けられた私は、となりに添い寝をした漱石のネコ手でトントンされた。
よく、おばあちゃんが孫を寝かしつける時にやる、あれね。

私は言われるままに目を閉じて、いつの間にか眠っていた。
よく朝の心地よい目覚めといったら、なかったなぁ。

と、こんなエピソードで漱石がどんなネコなのか伝わったかしら。

no*name・2023-11-26

青い目の黒猫

つぐみはボクを抱きしめて眠る。

ボクは窒息しそうになりながら、
つぐみの寝息を聞いている。

不安なんだろう、
お腹にボクを抱いて、丸まって眠る。

しばらくはギンギンに緊張しているが、
寝息が規則正しくなると同時に、
段々とボクを抱く力が緩んでくる。

小1時間ほどして、最初の寝返りで
ボクは完全につぐみから解放される。

ボクはひとりベッドの端に取り残される。
なんだか寂しいし、この時期は寒い。

それから、ボクはつぐみに布団を掛け直す。
肩が冷えないように覆ってやるんだ。

暗がりの中、
つぐみの寝顔をしばらく見つめる。

つぐみは毎日、何と戦っているのか、、、
愚痴もこぼさない夜は心配になる。

つぐみは規則正しい寝息を繰り返す、
よく眠ってるね。

ボクがそばにいるからね、
何も考えずに深く深く眠るんだよ。

no*name・2023-12-13

青い目の黒猫

あなたの着古した黒のセーターをもらいました。
ウール100%なのに洗濯機で洗ってしまい縮まって着れなくなったセーターです。

そのセーターで私はぬいぐるみを作りました。

ぬいぐるみは猫です、黒のセーターだったから黒猫になりました。

私は手芸が得意で、だから猫はたった３日で出来上がりました。
好きな童話を参考にしたので、その猫の目は青くなりました。

この青い目の黒猫がうちに来た、というお話です。

no*name・2023-11-25

青い目の黒猫

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

アプリでもっとみる

その背中に違和感がありました。
なんだか丸まっています、、、

あなたはお気に入りだった黒のセーターを着ていたけれど、とても窮屈そうで、、、
というより、ピチピチでした笑笑

あなたは洗濯したらこうなったと照れ笑いしました。
慣れない家事を頑張ったのでしょう。
私は呆れて、でも可愛くて、楽しくなって、すごく笑ったのを覚えています。

no*name・2023-11-25

青い目の黒猫

大好きな彼の分身でもある黒猫の漱石を私の机の上に置く。

漱石は私をジッと見ている。
私も負けじと見つめ返す。

見つめられる、見つめ返す、見つめられる、見つめ返す、見つめられる、見つめ見返す、、、
をだいぶ繰り返していると。

なんか漱石は、、
何か言いたげな表情に変わった気がした。

no*name・2023-11-26

青い目の黒猫

ひと通り笑った後であなたに
「そのセーターください」っておねだりしました。

えっなんで？って不思議そうに言って。
それでも、すぐにいいよって脱ごうとした。

あなたは本当に可愛い人です。

風邪をひくといけないので、その前に買い物に行きました。

近くのUNIQLOに新しいセーターを買いに行ったね、今度は紺色のセーターにしたの、覚えてる？

あなたと手を繋いで行った。
その手はとても温かくて、私はとっても幸せだったよ。

no*name・2023-11-25

青い目の黒猫

あなたのセーターをもう少しフェルト化させるためにお湯に浸けて、洗剤を入れてもみ洗いをした。

ぎゅっ、ぎゅっと繊維が絡む感触がある

洗剤液ごとそのまま洗濯機へ投入、最後にもう一度、お洗濯する。

そうして天日干しされたセーターはお日様の匂いもプラスされ、しっかりとしたフェルトになった。

いよいよ、ぬいぐるみ作りが始まりますよ。
型紙はネットから拾う、よくあるテディベアーを参考にオリジナルの猫型にする。

「諭吉」って、猫が主人公の漫画があるの、知ってる？
その猫の体型を参考にさせてもらいました。