#さくら同盟

春の残滓たちよ、風に舞え。

この杞憂さえ吹き飛ばして
目映い未来まで我らを導きたまえ。

せっかく掬えたものも、

すぐにこの手をすり抜けていく。



それでも、

私はこの人生を手放せない。

ここまで来たからには、
私がちゃんと此処にいよう。

さくら同盟があったこと。
みんなとの思い出が此処にあること。
全部、私が覚えていよう。


そして、
さくら同盟の誰かが帰ってきたら
寂しくないように。
ちゃんと出迎えてあげられるように。

たとえ、私一人でも
桜の木の下で待っていよう。

あなたは、今、何をしているの？

どんなものを見て、感じているの？

誰かと笑い合っているの？

幸せにしているの？


そんなことばかりが気になっている。

神様でも何でもないけれど

欲しい言葉のひとつも分からないけれど

ただ、あの人の救いになりたいって

そう願ってきた。

出会った瞬間は、根元の幹。



枝分かれしたその先に、

約束の花が咲いていたら＿＿。

「会いたいって願うから会えるんだよ」



もしも君がそう言ってくれるのなら、

私は何度だって願っていたい。

守ったつもりだった

支えてきたつもりだった

いつの間にか、私のほうが

守られ、支えられていた

みんなと会える日はいつですか、神様。

みんなのいる場所が、

みんなと会える未来が、

月よりも程遠いものに思えて

やるせない気持ちになる。

優しくて可愛い、素直な女の子になって

もっと自分に自信が持てるようになったら

あなたに巡り会いたい。

出来ることなら、

守りたい存在をそっと守れるように。

あなたが自分を否定することより

あなたが死にたいって泣くことより

本当にいちばん嫌いだったのは、

必要とされて頼られても

抱きしめて涙を拭ってあげられない

無力な自分でした。

不慮の事故で亡くなっても

青い鳥になって、

きっと君に会いに行くよ。

note15に来てから、今日で2067日。

5度目の夏を迎えようとしている。

これからも私の聲が届くまで。

私の言葉が、響くまで。