#カロリナ

ときに孤独は寂しさを連れてくる

痛んだ心に今も君が居るから

閉じた本の脇に
君からのラブレター

LINEもいいけど
君の書いた文字から
性格や性質が伝わる

君の言葉を抱きしめて
今夜も眠りに就くよ

少し早い夏は
恋を急ぎ足にさせる

風向きは南風

君がとなりに居てくれれば
もう何も欲しくない

優しくされると切なくなる
冷たくされると泣きたくなる
誰よりもあなたが好きなのに

君の見慣れた文字を
そっとふたつに折り畳んで
この恋が小説のように終わる

埋もれていたい腕の中で
ずっと溺れてたい甘い言葉で
囁いてどこまでも夢を見させて

こんな夜更けに
雨の中を
ひとりゆくのか

愛に縛られるより
自由がいいと

せめてもの荷物をまとめ
君は出ていく

たかが喧嘩したくらいで
君は翳りをまとい
汚れを知らぬ愛のしずく

ホントは俺が素直に折れて

そのくちびるにキスをして
きつく抱きしめてやりたい

濡れた素肌を抱きしめ
口づけをした渚の恋
もう離さないよ
君は麗しき夏のマーメイド

君のまぶしくて爽やかな横顔は

そよ風吹く高原の香りがする

夏影で避暑を過ごすふたりは、汗を拭いながら甘い誘惑に駆られる

目に隈ができても
今夜は寝かさない

肌とくちびるを
重ね合わせたい

何度でも一緒に
同じ夢を見たいから

幸せなのは今、この瞬間あなたに見つめられること

好きだと言い出せなくて
君を彼から奪う夢ばかり見ていた
罪深いと知りながらも

夏の夜空を彩るしだれ花火
華やかさには欠けるけど

春の桜が散り染める葉桜のように

虚しさと切なさだけが残る

儚いからこそとわに語らおうか
永遠に君を見つめ返すから

青ざめた唇
震わせる君の肩を抱いて
何も言えず
君の頬から伝う涙ひとしずしく